バルミューダ株式会社は、「家電事業」の単一セグメントで展開するファブレス(自社工場を持たない)メーカーです。「扇風機(The GreenFan)」「スチームトースター(BALMUDA The Toaster)」など、独自の技術と高いデザイン性を融合させた高付加価値家電を企画・開発・販売しています。 主要顧客は、韓国の代理店であるTHE LIMO Co., Ltd.(売上高比率18.1%)や株式会社ミツバ(同11.5%)です。競合環境としては、コモディティ化が進む家電市場において、ブランド力とユーザー体験を武器にプレミアム価格帯での差別化を図っていますが、近年は大手メーカーや新興ブランドとの競争が激化しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-25 提出)収益性
営業利益率
-8.6%
≧10%が優良
ROA
-16.0%
≧5%が優良
ROE
-44.6%
≧10%が優良
ROIC
-16.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-18.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
-7316.7%
≧10%が優良
EPS成長率
-2471.5%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年12月期は売上高101.15億円(前年比18.8%減)、純損失15.96億円の赤字に転落し、財務制限条項の抵触に伴い「継続企業の前提に関する注記」が記載された。
- 国内外での消費マインド低迷に加え、米国関税政策の影響で販路拡大計画が下振れ、事業構造改善費用(評価減等)として6.87億円の特別損失を計上した。
- 営業キャッシュ・フローが5.77億円のマイナスとなり、現預金も6.73億円まで半減するなど、資金繰りの安全性が急激に低下している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2025-12 通期 、2026-02-10 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -2.8億円 / 予想: 0.2億円
-18.6%
売上高
実績: 21.8億円 / 予想: 125.0億円
-7.4%
2Q
営業利益
実績: -3.8億円 / 予想: 0.2億円
-322.0%
売上高
実績: 51.9億円 / 予想: 125.0億円
-18.1%
3Q
営業利益
実績: -8.4億円 / 予想: -9.3億円
-253.8%
売上高
実績: 67.7億円 / 予想: 98.0億円
-22.3%
通期
営業利益
実績: -8.7億円 / 予想: 未開示
—
売上高
実績: 101.2億円 / 予想: 未開示
-18.8%
3行解説
- 大幅な減収減益と赤字転落: 2025年12月期は売上高が前期比18.8%減の101.1億円、純損失15.9億円と前回の黒字から大幅な赤字に転落し、厳しい着地となった。
- 継続企業の前提に関する疑義: 多額の純損失計上により当座貸越契約の財務制限条項に抵触。「継続企業の前提に関する重要な不確実性」が明記される事態となっている。
- 北米市場の失速と国内の苦戦: 成長の柱と期待した北米市場が関税政策の影響で計画(倍増)を下回り、国内も消費マインド低迷と在庫調整で15.7%減と大きく沈んだ。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-10 | 2025年12月期 通期 | — | -0.8% | +4.5% | +0.1% | — |
| 2025-11-07 | 2025年12月期 第3四半期 | -253.8% | -0.8% | -4.7% | -7.0% | -19.8% |
| 2025-08-08 | 2025年12月期 第2四半期 | -322.0% | -1.2% | -5.1% | -6.4% | -11.0% |
| 2025-05-14 | 2025年12月期 第1四半期 | -18.6% | +3.3% | -5.1% | -5.4% | -9.5% |
| 2025-02-13 | 2024年12月期 通期 | — | +3.3% | +6.4% | +1.6% | +3.7% |
有価証券報告書
2026-03-25 有価証券報告書-第23期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-28 有価証券報告書-第22期(2024/01/01-2024/12/31)