日東電工株式会社(Nitto)は、「三新活動(新用途開拓・新製品開発)」と「ニッチトップ戦略」を核に、高機能材料を展開するグローバル企業です。主な事業は、接合・保護・自動車材料などの**「インダストリアルテープ」、液晶用偏光フィルムやハードディスクドライブ(HDD)用回路材料を扱う「オプトロニクス」、核酸医薬受託製造や分離膜(メンブレン)、おむつ用部材を扱う「ヒューマンライフ」**の3部門です。主要顧客として、売上収益の10%以上に貢献する特定の顧客グループ(ハイテク関連と推察される)が存在し、当該グループ向け売上は1,068億円に達しています。競合環境としては、ディスプレイ材料や半導体材料分野で高いシェアを誇りますが、韓国・中国メーカーとの価格競争や技術の汎用化リスクに常に晒されています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-18 提出)収益性
営業利益率
18.3%
≧10%が優良
ROA
14.4%
≧5%が優良
ROE
13.5%
≧10%が優良
ROIC
13.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
10.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
33.4%
≧10%が優良
EPS成長率
36.0%
≧10%が優良
3行解説
- 売上収益1兆円を突破: 生成AI普及に伴うデータセンター向けHDD用回路材料やハイエンドスマホ向け部材が牽引し、前期比10.8%増の1兆138億円、親会社帰属純利益は33.7%増の1,372億円と大幅な増収増益を達成。
- セグメント間の明暗が鮮明: オプトロニクス事業が利益成長を独走する一方、ヒューマンライフ事業や新規事業(その他)において、パーソナルケア事業やフレキシブルセンサ事業の計画見直しに伴う合計123億円の減損損失を計上。
- 強固な財務と積極還元: 自己資本比率79.0%という極めて高い財務健全性を背景に、DOE(株主資本配当率)4%以上を目標とし、実質増配と263億円規模の自己株式消却を実施するなど、株主還元姿勢を強化。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-01-26 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 426.4億円 / 予想: 900.0億円
+15.9%
売上高
実績: 2461.9億円 / 予想: 5000.0億円
+1.3%
2Q
営業利益
実績: 945.0億円 / 予想: 1730.0億円
+13.5%
売上高
実績: 5135.7億円 / 予想: 9950.0億円
+1.6%
3Q
営業利益
実績: 1478.6億円 / 予想: 1860.0億円
+3.3%
売上高
実績: 7861.9億円 / 予想: 1.0兆円
+1.0%
3行解説
- 第3四半期累計の営業利益は前年同期比3.3%減の1,478億円となったが、IT機器・ハイエンドスマホ向け需要が想定を上回り、通期の営業利益予想を130億円上方修正した。
- 戦略的なLCDスマホ向け事業の撤退や価格改定、円高影響(営業利益で▲88億円)を跳ね返し、実質的な稼ぐ力は底堅い。
- 602億円規模の自己株式取得と、分割後ベースでの実質増配(56円→60円)を発表し、積極的な株主還元姿勢が鮮明となった。
書類一覧
ハイライトされた行が、現在の概要カードに表示されている最新の有報・短信です。
短信
2026-01-26 2026-03 第3四半期 2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
短信
2025-10-27 2026-03 第2四半期 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)
短信
2025-07-28 2026-03 第1四半期 2026年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
有報
2025-06-18 2025-03 期末 有価証券報告書-第160期(2024/04/01-2025/03/31)
短信
2025-04-25 2025-03 通期 2025年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
短信
2025-01-27 2025-03 第3四半期 2025年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)