株式会社三井E&Sは、舶用エンジン(国内シェアトップ級)および港湾クレーン(国内シェアトップ級)を中核とする総合重機メーカーです。主な事業セグメントは以下の5つです。
- 舶用推進システム:船舶用大型ディーゼル機関の製造・保守。
- 物流システム:コンテナクレーン(トランステーナ、ポーテーナ)等の製造。
- 成長事業推進:水素圧縮機、産業機械、ドローン点検サービス等。
- 周辺サービス:ガス関連エンジニアリング、発電プラントの保守等。
- 海洋開発:持分法適用関連会社であった三井海洋開発(MODEC)を通じた事業(2024年6月に持分法適用から除外)。
競合環境としては、舶用エンジン分野ではグローバルなライセンス競争、物流システムでは中国メーカー等の価格競争にさらされていますが、現在は「脱炭素(アンモニア焚きエンジン等)」と「デジタル(自動化クレーン)」を軸とした高付加価値化で差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
7.3%
≧10%が優良
ROA
5.0%
≧5%が優良
ROE
24.4%
≧10%が優良
ROIC
8.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
4.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
17.8%
≧10%が優良
EPS成長率
50.7%
≧10%が優良
3行解説
- 持分法適用関連会社(三井海洋開発)の株式売却益等により、親会社株主に帰属する当期純利益が390億円(前期比56.0%増)と大幅増益。
- 有利子負債の圧縮(約641億円減)とA種優先株式の消却により、自己資本比率が37.8%まで大幅に改善し、財務基盤の健全化が急速に進展。
- 造船事業(三井E&S造船)の全株式売却を決定し、低収益な「造船」から、高収益な「エンジン・物流・保守」へ事業構造の転換を完遂。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 14:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 89.0億円 / 予想: 240.0億円
+106.9%
売上高
実績: 811.5億円 / 予想: 3400.0億円
+15.8%
2Q
営業利益
実績: 198.0億円 / 予想: 300.0億円
+114.9%
売上高
実績: 1655.5億円 / 予想: 3400.0億円
+14.1%
3Q
営業利益
実績: 311.2億円 / 予想: 350.0億円
+126.2%
売上高
実績: 2531.8億円 / 予想: 3400.0億円
+15.7%
通期
営業利益
実績: 376.4億円 / 予想: 未開示
+62.7%
売上高
実績: 3532.0億円 / 予想: 未開示
+12.1%
3行解説
- 舶用推進システムと物流システムの主力2事業が牽引し、営業利益は前年比62.7%増の376億円と大幅な増益を達成。
- 自己資本比率が37.8%から46.3%へ大きく向上し、格付投資情報センター(R&I)より「A-」格付を新規取得するなど財務基盤が急速に改善。
- 年間配当を前期の20円から57円へ大幅増額。次期は配当性向20%を目標に掲げ、60円へのさらなる増配を予定。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | +62.7% | -15.2% | -16.9% | — | — |
| 2026-02-10 | 2026年3月期 第3四半期 | +126.2% | -1.9% | +2.4% | -8.4% | -16.9% |
| 2025-11-12 | 2026年3月期 第2四半期 | +114.9% | +4.4% | +13.1% | +2.8% | +12.7% |
| 2025-08-06 | 2026年3月期 第1四半期 | +106.9% | +10.8% | +14.2% | +28.7% | +36.1% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +17.8% | +17.3% | +10.0% | +20.0% | +34.8% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | +2.1% | +3.6% | +8.8% | +8.7% | +2.0% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第122期(2024/04/01-2025/03/31)