三菱自動車工業株式会社は、日産自動車・ルノーとのアライアンスを軸に、SUVやピックアップトラック、PHEV(プラグインハイブリッド車)に強みを持つ自動車メーカーです。地域戦略としてアセアン(タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム)を最重要市場と位置づけています。主力製品は「アウトランダーPHEV」「トライトン」「デリカミニ」など。競合環境としては、アセアン市場におけるトヨタ・ホンダ等の日系メーカーに加え、台頭する中国系メーカー(BYD等)との競争が激化しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-18 提出)収益性
営業利益率
5.0%
≧10%が優良
ROA
5.9%
≧5%が優良
ROE
4.1%
≧10%が優良
ROIC
6.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-0.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
-27.3%
≧10%が優良
EPS成長率
-72.4%
≧10%が優良
3行解説
- 業績は営業利益1,388億円(前年比522億円減)と大幅減益。アセアン市場の景気停滞とインフレ、通貨変動が直撃。
- 戦略を転換し、自社製BEV開発を当面見送り。強みを持つPHEV/HEVに経営資源を集中し、BEVはパートナー活用で対応。
- 米国での巨額賠償判決(10.1億ドル:約1,500億円超)という巨大な潜在債務リスクを抱えており、将来のCFに極めて強い不透明感がある。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-08 17:05 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 56.4億円 / 予想: 1000.0億円
-84.1%
売上高
実績: 6090.9億円 / 予想: 3.0兆円
-2.9%
2Q
営業利益
実績: 172.5億円 / 予想: 700.0億円
-81.0%
売上高
実績: 1.3兆円 / 予想: 2.8兆円
-3.5%
3Q
営業利益
実績: 316.3億円 / 予想: 700.0億円
-69.8%
売上高
実績: 2.0兆円 / 予想: 2.9兆円
-0.6%
通期
営業利益
実績: 755.2億円 / 予想: 未開示
-45.6%
売上高
実績: 2.9兆円 / 予想: 未開示
+3.9%
3行解説
- 2026年3月期通期は、売上高が前期比3.9%増の2兆8,965億円となる一方、営業利益は45.6%減の755億円と大幅な減益で着地。
- 新型「デスティネーター」等の新型車投入が寄与し、修正後の通期営業利益見通しを上回って着地したものの、原材料高や地政学リスクが利益を圧迫。
- 次期(2027年3月期)は売上高12.5%増、純利益149.6%増の強気な回復を予想し、年間配当は10円を維持する方針。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-08 | 2026年3月期 通期 | -45.6% | -0.8% | — | — | — |
| 2026-02-05 | 2026年3月期 第3四半期 | -69.8% | +0.4% | +8.1% | -5.4% | -21.8% |
| 2025-11-05 | 2026年3月期 第2四半期 | -81.0% | -0.1% | -0.9% | -4.1% | -5.0% |
| 2025-07-24 | 2026年3月期 第1四半期 | -84.1% | -1.6% | -9.7% | -13.1% | -12.7% |
| 2025-05-08 | 2025年3月期 通期 | -27.3% | -0.1% | +7.4% | +4.7% | +0.9% |
| 2025-02-03 | 2025年3月期 第3四半期 | -34.7% | -1.0% | -11.8% | -5.2% | -8.8% |
有価証券報告書
2025-06-18 有価証券報告書