株式会社エコスは、関東地方(東京都、埼玉県、茨城県、栃木県、福島県)を中心に、食品スーパーマーケット(SM)チェーンを展開する企業集団です。傘下に「㈱たいらや」「㈱与野フードセンター」「㈱マスダ」「㈱ココスナカムラ」などの事業会社を有し、地域密着型のドミナント戦略を推進しています。主要なサービスは生鮮食品、一般食品、日用雑貨の販売であり、物流子会社「㈱TSロジテック」による効率的な物流体制も強みです。競合環境としては、大手チェーンやディスカウントストアとの価格・サービス競争に加え、原材料・光熱費の高騰、労働力不足といった厳しい状況にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-02 期末、2025-05-23 提出)収益性
営業利益率
4.5%
≧10%が優良
ROA
11.0%
≧5%が優良
ROE
16.5%
≧10%が優良
ROIC
10.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
5.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
5.4%
≧10%が優良
EPS成長率
15.0%
≧10%が優良
3行解説
- M&Aと既存店強化で増収増益: 2024年9月に「㈱ココスナカムラ」を子会社化し、適切な価格改定と既存店改装(10店舗)により、売上高は前期比5.7%増の1,335億円、純利益は15.4%増の41億円を達成。
- 高い資本効率と財務の健全性: 自己資本利益率(ROE)は16.5%と小売業として高い水準を維持し、自己資本比率も46.6%(前期44.6%)へ改善。配当も1株当たり65円(5円増配)と還元姿勢を強めている。
- コスト増への対応が課題: 賃上げによる人件費増加や電気料金上昇による販管費増(前期比7.0%増)が利益を圧迫する要因となっており、物流拠点「ふじみ野センター」新設による効率化が成長の鍵。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-02 通期 、2026-04-14 15:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 15.3億円 / 予想: 60.0億円
+3.3%
売上高
実績: 351.8億円 / 予想: 1400.0億円
+6.4%
2Q
営業利益
実績: 30.1億円 / 予想: 60.0億円
-5.2%
売上高
実績: 707.8億円 / 予想: 1400.0億円
+5.6%
3Q
営業利益
実績: 40.6億円 / 予想: 60.0億円
-3.5%
売上高
実績: 1043.3億円 / 予想: 1400.0億円
+2.5%
通期
営業利益
実績: 57.3億円 / 予想: 未開示
-4.8%
売上高
実績: 1379.8億円 / 予想: 未開示
+0.6%
3行解説
- 2026年2月期の営業収益は1,379億85百万円(前期比0.6%増)と微増を確保したが、光熱費や原材料価格の高騰が響き、営業利益は57億29百万円(同4.8%減)の減益となった。
- 店舗の収益性低下に伴い21店舗で合計22億36百万円の減損損失を計上したことで、親会社株主に帰属する当期純利益は26億45百万円(同36.0%減)と大幅な減益に着地した。
- 厳しい利益状況ながら年間配当は前期の65円から70円へ増配。次期(2027年2月期)も70円を維持する方針であり、株主還元への姿勢を維持している。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-14 | 2026年2月期 通期 | -4.8% | +1.6% | -7.4% | — | — |
| 2026-01-13 | 2026年2月期 第3四半期 | -3.5% | -5.4% | -0.1% | -5.7% | -15.2% |
| 2025-10-14 | 2026年2月期 第2四半期 | -5.2% | +3.4% | +4.8% | +3.0% | +3.4% |
| 2025-07-15 | 2026年2月期 第1四半期 | +3.3% | -0.6% | -3.1% | -2.7% | -1.3% |
| 2025-04-11 | 2025年2月期 通期 | +5.4% | +2.7% | +12.7% | +2.1% | -4.2% |
| 2025-01-10 | 2025年2月期 第3四半期 | +3.2% | -0.9% | -1.9% | -2.8% | -1.2% |
有価証券報告書
2025-05-23 有価証券報告書-第60期(2024/03/01-2025/02/28)