株式会社魚力は、鮮魚・寿司の小売事業を核とし、飲食店経営(飲食事業)および鮮魚卸売事業を展開する「魚」の総合企業です。首都圏の駅ビル、百貨店、スーパーへのテナント出店を強みとし、豊洲市場や産地からの直接仕入れによる鮮度と価格競争力を背景に一般消費者を主要顧客としています。競合環境としては、大手食品スーパーやコンビニ、ネット販売に加え、他の鮮魚専門店との間で激しいシェア争いにさらされています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-08-29 提出)収益性
営業利益率
4.1%
≧10%が優良
ROA
6.7%
≧5%が優良
ROE
8.2%
≧10%が優良
ROIC
5.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
0.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
-5.6%
≧10%が優良
EPS成長率
4.9%
≧10%が優良
3行解説
- 国内小売事業は堅調で飲食事業も7期ぶりに黒字化したが、北米向け輸出不振により卸売事業が大幅減益となり、連結営業利益は14.9億円(前年同期比5.6%減)に留まった。
- 2025年3月に九州・山口で49店舗を展開する株式会社最上鮮魚を連結子会社化し、国内ドミナント戦略を首都圏以外へ拡大する成長投資を断行。
- 第41期決算において複数の会計処理上の誤謬が判明し、外部からCFOを招聘するなど内部統制とガバナンス体制の再構築が急務となっている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 2.3億円 / 予想: 18.2億円
-35.0%
売上高
実績: 101.7億円 / 予想: 443.0億円
+16.9%
2Q
営業利益
実績: 4.1億円 / 予想: 12.0億円
-26.0%
売上高
実績: 205.0億円 / 予想: 437.0億円
+19.9%
3Q
営業利益
実績: 10.4億円 / 予想: 12.0億円
-15.9%
売上高
実績: 325.6億円 / 予想: 437.0億円
+17.4%
3行解説
- 売上高の大幅増と営業減益の乖離: 株式会社最上鮮魚の連結子会社化により売上高は前年同期比17.4%増と急伸したが、人件費増や物流コストの上昇が重く、営業利益は15.9%減となった。
- 最終利益は通期計画を早くも超過: 投資有価証券売却益(約3.97億円)などの営業外・特別利益が寄与し、親会社株主に帰属する四半期純利益は11.49億円と、通期予想(9.5億円)を第3四半期時点で20%以上上回っている。
- コスト構造の転換期: 既存店の売上は堅調だが、仕入価格高騰や人件費増を売価へ転嫁しきれていない面があり、利益率の改善が今後の焦点となる。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | -15.9% | +1.6% | +1.2% | +4.6% | — |
| 2025-11-14 | 2026年3月期 第2四半期 | -26.0% | +0.3% | +2.1% | -1.8% | -7.3% |
| 2025-09-26 | 2026年3月期 第1四半期 | -35.0% | +0.4% | -5.1% | -11.4% | -10.0% |
| 2025-05-08 | 2025年3月期 通期 | -5.6% | +2.2% | -2.7% | -4.6% | -4.8% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | -5.5% | +0.0% | -0.1% | +0.5% | +1.2% |
有価証券報告書
2025-08-29 有価証券報告書-第41期(2024/04/01-2025/03/31)