スギホールディングスは、中部・関東・関西圏を中心に「スギ薬局」を展開するドラッグストアチェーンの持株会社です。単なる小売業にとどまらず、全店舗の約9割に調剤室を備える「調剤併設型」をビジネスモデルの核としています。
収益構造は、医薬品・化粧品・日用品・食品などの「物販」と、処方箋に基づく「調剤」の二階建てとなっており、特に調剤部門は高齢化社会を背景に高い成長性と収益性を支える柱となっています。近年では、M&Aによる規模拡大や、購買データを活用したデジタルマーケティング、さらには訪問調剤や在宅医療支援といった「トータルヘルスケア戦略」により、顧客の生涯価値(LTV)を最大化する構造を築いています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2026-02 期末、2026-05-20 提出)収益性
営業利益率
4.8%
≧10%が優良
ROA
8.8%
≧5%が優良
ROE
16.6%
≧10%が優良
ROIC
12.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
15.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
14.1%
≧10%が優良
EPS成長率
75.1%
≧10%が優良
3行解説
- 調剤併設型ドラッグストアを軸に、M&A(I&H、セキ薬品等)を通じた全国的な調剤・店舗ネットワークの急拡大を推進。
- 創業家出身者を中心とした経営体制下で、「人は財産」という理念に基づき、離職率の低下と専門人財の育成を構造的な強みに昇華。
- 物販のデジタル販促(1,760万件のアプリ会員)と専門的な調剤サービスを融合し、制度改正に耐えうる高付加価値なヘルスケアプラットフォームを構築。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-02 通期 、2026-04-09 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 110.0億円 / 予想: 490.0億円
+27.9%
売上高
実績: 2454.6億円 / 予想: 1.0兆円
+22.1%
2Q
営業利益
実績: 237.0億円 / 予想: 490.0億円
+16.8%
売上高
実績: 5001.7億円 / 予想: 1.0兆円
+20.9%
3Q
営業利益
実績: 341.4億円 / 予想: 490.0億円
+18.7%
売上高
実績: 7501.3億円 / 予想: 1.0兆円
+18.2%
通期
営業利益
実績: 485.7億円 / 予想: 未開示
+14.1%
売上高
実績: 1.0兆円 / 予想: 未開示
+15.1%
3行解説
- 売上高1兆円の大台突破: 2026年2月期の連結売上高は前年同期比15.1%増の1兆103億円に達し、M&A(旧I&H株式会社)の効果と既存店の改装・新規出店が奏功した。
- 純利益の大幅増と資本施策: 親会社株主に帰属する当期純利益は前年比75.1%増の449億円と急伸。同時に1対2の株式分割と、株式会社セキ薬品の連結子会社化(2026年9月予定)を発表した。
- 新中期経営計画の策定: 2031年2月期を最終年度とする5か年計画を発表。売上高1.6兆円以上、営業利益率5.5%以上を掲げ、DX活用による生産性向上とドミナント戦略を加速させる。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-09 | 2026年2月期 通期 | +14.1% | -0.2% | -3.7% | -16.3% | -21.0% |
| 2026-01-08 | 2026年2月期 第3四半期 | +18.7% | -0.6% | +4.0% | -8.8% | -3.5% |
| 2025-10-09 | 2026年2月期 第2四半期 | +16.8% | -0.9% | +5.2% | +1.6% | +3.0% |
| 2025-07-10 | 2026年2月期 第1四半期 | +27.9% | -0.1% | +9.6% | +4.2% | +2.9% |
| 2025-04-10 | 2025年2月期 通期 | +16.2% | -5.5% | -4.7% | -6.7% | -6.3% |
| 2025-01-09 | 2025年2月期 第3四半期 | +11.0% | +0.5% | +5.5% | +6.1% | +12.6% |
有価証券報告書
2026-05-20 有価証券報告書-第44期(2025/03/01-2026/02/28)
2025-05-28 有価証券報告書-第43期(2024/03/01-2025/02/28)