株式会社東京衡機は、1923年創業の老舗試験機メーカーです。主要な事業は以下の2軸で構成されています。
- 試験機事業:材料試験機、動力計などの開発・製造・販売。主要顧客は鉄鋼、自動車、重工業業界などの国内大手企業。
- エンジニアリング事業:子会社の㈱東京衡機エンジニアリングを通じ、独自の「ゆるみ止めナット・スプリング」等の締結部材を開発・販売。生産設備を持たないファブレス形態をとっています。
- 競合環境:試験機では高い技術力を背景に一定のシェアを持ちますが、エンジニアリング事業では、過去の不祥事による信頼回復と新市場開拓が課題となっています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-02 期末、2025-05-29 提出)収益性
営業利益率
0.7%
≧10%が優良
ROA
0.7%
≧5%が優良
ROE
4.0%
≧10%が優良
ROIC
1.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
-81.1%
≧10%が優良
EPS成長率
-30.9%
≧10%が優良
3行解説
- 試験機事業は受注好調で営業利益が前年比37.7%増と牽引したが、エンジニアリング事業は元取締役の不正行為の影響により1.32億円の赤字へ転落した。
- 営業キャッシュ・フローが5.94億円の大幅なマイナスとなり、売上債権と棚卸資産の急増による資金繰りの悪化が顕著である。
- 2025年3月に「先端力学シミュレーション研究所」を約3.88億円で買収しデジタル事業へ参入、不祥事からの脱却と成長戦略の再構築を急いでいる。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-02 通期 、2026-04-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 0.3億円 / 予想: 1.3億円
+85.7%
売上高
実績: 8.3億円 / 予想: 49.3億円
+4.1%
2Q
営業利益
実績: 0.0億円 / 予想: 1.8億円
—
売上高
実績: 18.4億円 / 予想: 47.7億円
+22.9%
3Q
営業利益
実績: 0.1億円 / 予想: 1.8億円
—
売上高
実績: 28.9億円 / 予想: 47.7億円
+35.4%
通期
営業利益
実績: 1.5億円 / 予想: 未開示
+508.0%
売上高
実績: 44.7億円 / 予想: 未開示
+28.4%
3行解説
- 2026年2月期の営業利益が前年比約6倍(508.0%増)の1.52億円と急拡大し、過去最高の受注残高を背景に業績がV字回復を遂げた。
- 営業キャッシュ・フローが前期の5.94億円の赤字から5.56億円の黒字へ大幅に改善し、収益創出力(稼ぐ力)が鮮明化している。
- 上場維持基準(流通株式時価総額)への適合を果たし、監理銘柄(確認中)の指定が解除されたことで、経営の不透明感が払拭された。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-14 | 2026年2月期 通期 | +508.0% | +1.8% | +26.3% | — | — |
| 2026-01-14 | 2026年2月期 第3四半期 | — | -3.4% | -4.0% | -12.8% | +139.2% |
| 2025-10-10 | 2026年2月期 第2四半期 | — | +4.5% | -10.9% | -18.8% | -5.6% |
| 2025-07-14 | 2026年2月期 第1四半期 | +85.7% | -6.4% | -6.9% | -10.7% | +3.7% |
| 2025-04-14 | 2025年2月期 通期 | -81.1% | +6.2% | +3.0% | +10.6% | +11.9% |
| 2025-01-14 | 2025年2月期 第3四半期 | — | -0.5% | -4.4% | -0.2% | -0.7% |
有価証券報告書
2025-05-29 有価証券報告書-第119期(2024/03/01-2025/02/28)