キヤノン株式会社は、プリンティング、メディカル、イメージング、インダストリアルの4つの主要ビジネスユニット(BU)を展開する多角的企業です。
- 主要製品: オフィス向け複合機、レーザー・インクジェットプリンター、CT・MRIなどの医療機器、レンズ交換式デジタルカメラ、ネットワークカメラ、半導体・FPD露光装置。
- 主要顧客: 世界中の一般消費者、法人、医療機関、半導体メーカー。特定の相手先としてHP Inc.へのOEM供給が連結売上高の9.6%(4,447億円)を占めています。
- 競合環境: イメージング分野ではスマートフォンとの競争、露光装置分野では高度な技術競争、プリンティング分野ではペーパーレス化による市場成熟など、厳しい環境下で高付加価値化による差別化を推進しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-25 提出)収益性
営業利益率
3.9%
≧10%が優良
ROA
3.0%
≧5%が優良
ROE
9.7%
≧10%が優良
ROIC
3.4%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
2.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
-19.1%
≧10%が優良
EPS成長率
122.0%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年12月期は売上高4兆6,247億円(前年比2.5%増)と2期連続で過去最高を更新し、イメージングとメディカルが成長を牽引した。
- 前期のメディカル事業の減損損失(1,651億円)が解消されたことで、営業利益は4,554億円(同62.8%増)と大幅な増益を達成した。
- 2026年からの新中期計画「フェーズⅦ」を開始し、メディカル事業の本体統合や宇宙ビジネスへの本格参入など、事業ポートフォリオの転換を加速させている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-04-23 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 713.7億円 / 予想: 4560.0億円
-26.1%
売上高
実績: 1.1兆円 / 予想: 4.8兆円
+3.3%
3行解説
- 売上高は前年同期比3.3%増の1兆936億円と増収を確保したが、営業利益は同26.1%減の713億円と大幅な減益決算。
- イメージング事業が売上高15.9%増と牽引する一方、全部門で営業利益が減益となり、特にインダストリアル部門の利益が42.6%減と大きく落ち込んだ。
- 当期より有形固定資産の減価償却方法を定率法から定額法へ変更。費用が60億円減少する増益要因があったものの、それを打ち消す利益圧迫が生じている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-23 | 2026年12月期 第1四半期 | -26.1% | -1.1% | — | — | — |
| 2026-01-29 | 2025年12月期 通期 | +62.8% | +1.6% | +5.8% | -4.3% | -2.7% |
| 2025-10-27 | 2025年12月期 第3四半期 | +1.9% | +0.5% | -4.6% | -2.2% | +0.1% |
| 2025-07-24 | 2025年12月期 第2四半期 | +8.0% | +0.6% | +3.0% | -0.9% | -1.1% |
| 2025-04-24 | 2025年12月期 第1四半期 | +20.5% | +0.2% | +0.8% | -4.5% | -8.2% |
| 2025-01-30 | 2024年12月期 通期 | -25.5% | +1.7% | -1.1% | +5.7% | -2.4% |
有価証券報告書
2026-03-25 有価証券報告書-第125期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-28 有価証券報告書-第124期(2024/01/01-2024/12/31)