セーラー万年筆株式会社は、1911年創業の老舗筆記具メーカーです。現在はプラス株式会社の連結子会社(持分57.88%)として「プラスグループ」の一員となっています。主力の文具事業(万年筆、ボールペン、インク等の製造販売)と、ロボット機器事業(プラスチック射出成形品用自動取出装置の設計・製造・販売)の2本柱で展開しています。国内では高いブランド力を有する一方、海外(欧州、北米、アジア)への販路拡大を推進しています。競合環境としては、筆記具では国内大手(パイロット、プラチナ等)との差別化、ロボット事業では製造業の自動化投資動向に強く影響を受ける環境にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-26 提出)収益性
営業利益率
-4.6%
≧10%が優良
ROA
-4.4%
≧5%が優良
ROE
-19.1%
≧10%が優良
ROIC
-5.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-8.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 連結売上高は前期比8.1%減の43億円、営業損失1.98億円と赤字が継続し、継続企業の前提に関する重要事象等の注記(GC注記)が記載されている。
- 文具事業は高価格帯製品の寄与とコスト削減で5,700万円の黒字転換を果たしたが、ロボット事業が受注減により2.56億円の赤字となり全体の足を引っ張った。
- 親会社プラス株式会社からの資金支援(5億円の借入等)により当面の資金繰りは維持されているが、2026年発売の新技術インク「Que Será」による反転攻勢が急務。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2025-12 通期 、2026-02-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -0.3億円 / 予想: 0.1億円
+80.1%
売上高
実績: 11.4億円 / 予想: 53.4億円
+13.7%
2Q
営業利益
実績: -1.2億円 / 予想: -1.8億円
+57.5%
売上高
実績: 21.2億円 / 予想: 45.4億円
+1.1%
3Q
営業利益
実績: -2.1億円 / 予想: -1.8億円
+37.5%
売上高
実績: 30.7億円 / 予想: 45.4億円
-3.8%
通期
営業利益
実績: -2.0億円 / 予想: 未開示
+26.7%
売上高
実績: 43.0億円 / 予想: 未開示
-8.1%
3行解説
- 2025年12月期は売上高が前期比8.1%減の43億円に沈むも、文具事業の黒字化により営業損失は1.98億円(前期は2.7億円の損失)へと縮小。
- ロボット機器事業が米中市場の停滞と関税影響で売上25.2%減、2.56億円の赤字を計上し、グループ全体の経営再建の足を引っ張る。
- 2026年12月期は、新開発インク「ケセラ」投入や北米ロボット市場のテコ入れにより、500万円の営業黒字転換を見込む薄氷の計画。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2025年12月期 通期 | +26.7% | +0.7% | +1.9% | +7.0% | — |
| 2025-11-14 | 2025年12月期 第3四半期 | +37.5% | +0.6% | -4.1% | -3.3% | +1.1% |
| 2025-08-07 | 2025年12月期 第2四半期 | +57.5% | +2.5% | -4.7% | -5.0% | -17.7% |
| 2025-05-15 | 2025年12月期 第1四半期 | +80.1% | +0.9% | +6.4% | -0.5% | -4.5% |
| 2025-02-14 | 2024年12月期 通期 | +20.8% | +1.2% | +0.1% | +2.6% | +50.7% |
有価証券報告書
2026-03-26 有価証券報告書-第113期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-28 有価証券報告書-第112期(2024/01/01-2024/12/31)