平和不動産株式会社は、1947年に証券取引所の建物賃貸を目的に設立された不動産会社です。主な事業は、東京(日本橋兜町・茅場町)、大阪、名古屋、福岡、札幌の5大都市におけるオフィスビル・証券取引所・商業施設の開発・賃貸を行う「ビルディング事業」と、平和不動産リート投資法人の資産運用等を行う「アセットマネジメント事業」です。競合環境としては大手不動産各社が存在しますが、証券取引所関連という独自の地盤と、日本橋兜町一帯の再開発主導権、そして大成建設・三菱地所との強力な資本業務提携関係を背景とした差別化を図っています。主要顧客には平和不動産リート投資法人が含まれ、当連結会計年度の売上高の20.7%を占めています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
31.4%
≧10%が優良
ROA
3.2%
≧5%が優良
ROE
7.9%
≧10%が優良
ROIC
2.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-5.3%
≧10%が優良
営業利益成長率
1.3%
≧10%が優良
EPS成長率
19.9%
≧10%が優良
3行解説
- 物件売却収益の減少により減収となったが、オフィスビル賃貸の伸長と投資有価証券売却益により、親会社株主に帰属する当期純利益は95.65億円(前期比13.2%増)と大幅増益。
- 大成建設および三菱地所との3社間資本業務提携を締結し、札幌駅前や日本橋兜町の史上最大規模となる再開発プロジェクトを加速させる体制を構築。
- ROEは7.9%と中期目標の7%を突破し、連結配当性向60.8%(配当金57.71億円)に加えて90.58億円の自己株買いを実施するなど、株主還元への姿勢が極めて強力。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-30 15:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 34.4億円 / 予想: 139.0億円
+16.1%
売上高
実績: 131.2億円 / 予想: 490.0億円
+24.0%
2Q
営業利益
実績: 57.7億円 / 予想: 139.0億円
+9.7%
売上高
実績: 218.2億円 / 予想: 490.0億円
+16.3%
3Q
営業利益
実績: 86.6億円 / 予想: 148.0億円
+15.8%
売上高
実績: 327.7億円 / 予想: 505.0億円
+21.6%
通期
営業利益
実績: 151.1億円 / 予想: 未開示
+14.5%
売上高
実績: 508.6億円 / 予想: 未開示
+20.9%
3行解説
- 2026年3月期は、ビルディング事業における物件売却収入の急増(前期比74.8%増)と新規ホテルの収益貢献により、売上高が前期比20.9%増、親会社株主に帰属する当期純利益が同15.3%増の110億32百万円と大幅な増収増益を達成。
- 2025年7月付の1株から2株への株式分割を考慮した実質ベースでの年間配当は、前期の172円から196円相当へと増額され、さらに次期(2027年3月期)は実質206円(103円)と10期連続の増配を計画。
- 次期業績予想は売上高638億円(前期比25.5%増)とさらなる拡大を見込む一方、金利上昇局面における有利子負債の増加や、利払い負担増による経常利益率の低下傾向が財務上の注目点。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-30 | 2026年3月期 通期 | +14.5% | +0.8% | -1.0% | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | +15.8% | +1.5% | +5.3% | +5.0% | +10.5% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | +9.7% | -1.6% | -1.3% | -2.2% | -4.7% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | +16.1% | -2.8% | +0.2% | -3.3% | -2.6% |
| 2025-04-30 | 2025年3月期 通期 | +1.3% | -1.4% | -2.7% | -11.4% | -61.3% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | -31.7% | -1.9% | +7.0% | +6.1% | +6.5% |
有価証券報告書
2025-06-23 有価証券報告書-第105期(2024/04/01-2025/03/31)