京成電鉄株式会社は、東京都東部から千葉県、茨城県を主要営業エリアとする鉄道事業者です。成田国際空港へのアクセスを担う「スカイライナー」を中核とした運輸業のほか、流通業、不動産業、レジャー・サービス業などを展開する「総合生活企業グループ」です。特筆すべき点として、東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランド(OLC)の筆頭株主であり、持分法適用関連会社として多額の投資利益を享受しています。競合環境としては、成田アクセスにおいてJR東日本と競合する一方、沿線開発では他の大手私鉄や不動産デベロッパーと競合しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-27 提出)収益性
営業利益率
11.3%
≧10%が優良
ROA
3.3%
≧5%が優良
ROE
14.1%
≧10%が優良
ROIC
3.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
7.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
42.7%
≧10%が優良
EPS成長率
-18.0%
≧10%が優良
3行解説
- インバウンド需要の回復により運輸業が牽引し、営業収益3,193億円(前年比7.7%増)、営業利益360億円(同42.7%増)と過去最高を更新。
- オリエンタルランド株の一部売却(売却益531億円)を継続し、資産効率の向上とあわせて中期経営計画「D2プラン」で株主還元を大幅強化(配当性向30%以上)。
- 関東鉄道の完全子会社化や新京成電鉄の吸収合併(2025年4月)など、グループ再編による経営効率化と、成田アクセス強化に向けた大型投資を加速。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-08 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 101.0億円 / 予想: 311.0億円
-19.7%
売上高
実績: 833.3億円 / 予想: 3316.0億円
+3.8%
2Q
営業利益
実績: 208.0億円 / 予想: 311.0億円
-5.8%
売上高
実績: 1646.3億円 / 予想: 3316.0億円
+4.2%
3Q
営業利益
実績: 315.4億円 / 予想: 311.0億円
-4.1%
売上高
実績: 2475.7億円 / 予想: 3316.0億円
+3.9%
通期
営業利益
実績: 339.7億円 / 予想: 未開示
-5.6%
売上高
実績: 3324.2億円 / 予想: 未開示
+4.1%
3行解説
・新京成電鉄の吸収合併やインバウンド需要回復で増収も、人件費増や事業再編費用が嵩み営業利益は5.6%の減益。 ・前期に計上した関係会社株式売却益の反動により、親会社株主に帰属する当期純利益は480億円(前年同期比31.4%減)と大幅減益。 ・次期予想は成田空港輸送の増加で8.2%の増収を見込む一方、電力料・燃料費等のコスト増により営業減益が続く見通し。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-08 | 2026年3月期 通期 | -5.6% | -0.7% | -4.6% | -6.3% | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | -4.1% | -0.4% | -2.1% | +1.4% | -2.2% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | -5.8% | -4.2% | -1.4% | -3.0% | -1.7% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | -19.7% | +0.6% | -0.3% | +6.0% | +1.5% |
| 2025-05-09 | 2025年3月期 通期 | +42.7% | -0.9% | +5.1% | -13.9% | -22.1% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | +37.8% | -1.0% | -1.7% | +2.5% | -6.9% |
有価証券報告書
2025-06-27 有価証券報告書-第182期(2024/04/01-2025/03/31)