NSユナイテッド海運株式会社は、日本製鉄が売上の約45%(1,158億円)を占める最大顧客であり、かつ「その他の関係会社」でもある鉄鋼原料輸送を主力とした海運会社です。事業は、鉄鉱石・石炭等の外航不定期船輸送を行う「外航海運事業」と、国内の鉄鋼原料・製品輸送を担う「内航海運事業」の2本柱で構成されています。日本郵船も主要株主(議決権18.39%)であり、大手海運各社が競合となります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-20 提出)収益性
営業利益率
8.2%
≧10%が優良
ROA
7.0%
≧5%が優良
ROE
11.9%
≧10%が優良
ROIC
7.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
6.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
-6.4%
≧10%が優良
EPS成長率
3.5%
≧10%が優良
3行解説
- 2024年度は売上高2,474億円(前年比6.1%増)を確保したが、外航市況の後退により経常利益は190億円(同14.3%減)と二桁減益。
- 中期経営計画「FORWARD 2030 Ⅱ」に基づき、3,000億円規模の投資枠を設定し、メタノール・アンモニア燃料船等への脱炭素投資を加速させている。
- 自己資本比率56.5%と財務基盤は極めて堅牢であり、配当性向30%を基準とした安定還元を継続している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-30 14:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 37.3億円 / 予想: 151.0億円
-36.3%
売上高
実績: 548.3億円 / 予想: 2070.0億円
-12.0%
2Q
営業利益
実績: 92.4億円 / 予想: 185.0億円
-21.1%
売上高
実績: 1115.3億円 / 予想: 2120.0億円
-13.4%
3Q
営業利益
実績: 150.7億円 / 予想: 189.0億円
-10.6%
売上高
実績: 1712.6億円 / 予想: 2240.0億円
-9.6%
通期
営業利益
実績: 205.3億円 / 予想: 未開示
+1.5%
売上高
実績: 2297.8億円 / 予想: 未開示
-7.1%
3行解説
- 2026年3月期は、円高による売上高の減少(前期比7.1%減)を、老齢船の売却益(特別利益70億円)や燃料価格の下落が補い、親会社株主に帰属する当期純利益は240億95百万円(前期比29.4%増)と大幅な増益を達成。
- 財務体質の改善が顕著で、有利子負債の削減(長期借入金が約227億円減少)が進んだ結果、自己資本比率は前期の56.5%から63.2%へと大きく向上。
- 2027年3月期の通期計画は、売上高2,300億円(0.1%増)、営業利益231億円(12.5%増)と本業の伸長を見込む一方、前期の売却益の反動により当期純利益は231億円(4.1%減)の減益を見込む。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-30 | 2026年3月期 通期 | +1.5% | +10.4% | — | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | -10.6% | +0.6% | +4.0% | +5.0% | +8.4% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | -21.1% | +1.1% | +4.3% | +8.3% | +9.7% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | -36.3% | +4.2% | +4.4% | +21.9% | +21.8% |
| 2025-04-30 | 2025年3月期 通期 | -6.4% | -5.6% | -9.8% | -9.1% | -8.9% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | -2.1% | -1.9% | +3.4% | +3.1% | +4.7% |
有価証券報告書
2025-06-20 有価証券報告書-第99期(2024/04/01-2025/03/31)