イーレックス株式会社(以下、当社)は、「再生可能エネルギーをコアに電力新時代の先駆者になる」を掲げる独立系新電力の最大手です。事業は**「電力小売」「発電」「燃料」「トレーディング」**の4事業を一体化させたビジネスモデルを展開しています。
- 主要製品・サービス:バイオマス発電所(国内5カ所、ベトナム1カ所)の運営、法人・個人向け電力小売、バイオマス燃料(PKS・木質ペレット)の調達・販売、電力卸取引。
- 主要顧客:一般社団法人日本卸電力取引所(売上高の17.0%)、エナジーグリッド株式会社等。
- 競合環境:旧一般電気事業者(東電等)や他の新電力。価格競争に加え、脱炭素ニーズ(コーポレートPPA等)への対応力が問われる環境にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
4.2%
≧10%が優良
ROA
4.7%
≧5%が優良
ROE
3.8%
≧10%が優良
ROIC
3.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-30.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 大幅増益による黒字浮上:前期の電力調達の失敗(逆ザヤ)を教訓としたトレーディング戦略の刷新により、営業利益71億円(前期は219億円の損失)とV字回復を達成。
- 財務基盤の強化と復配:第三者割当増資等により自己資本比率を41.8%まで改善し、1株当たり11円の配当を実施(前期は無配)。
- 海外・脱炭素への軸足シフト:ベトナムでのバイオマス発電開始やカンボジアでの水力発電開発など、国内の不透明感を海外成長と環境価値で補う戦略が鮮明。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-12 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 14.5億円 / 予想: 86.0億円
-24.0%
売上高
実績: 370.5億円 / 予想: 1761.8億円
+10.8%
2Q
営業利益
実績: 36.2億円 / 予想: 86.0億円
-29.6%
売上高
実績: 865.4億円 / 予想: 1761.8億円
+4.0%
3Q
営業利益
実績: 46.5億円 / 予想: 86.0億円
-41.9%
売上高
実績: 1279.8億円 / 予想: 1761.8億円
+1.1%
通期
営業利益
実績: 75.2億円 / 予想: 未開示
+5.3%
売上高
実績: 1691.7億円 / 予想: 未開示
-1.2%
3行解説
- 売上高は前年同期比1.2%減の1,691億7,000万円となったが、親会社株主に帰属する当期利益は151.7%増の53億3,200万円と大幅な増益を達成した。
- 収益性改善を背景に、年間配当を前期の11円から22円へと倍増させ、次期(2027年3月期)も同水準の維持を計画している。
- ベトナムでのバイオマス発電所の運転開始や、カンボジアの水力発電プロジェクトの進展など、海外事業が成長の柱として具体化し始めている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-12 | 2026年3月期 通期 | +5.3% | — | — | — | — |
| 2026-02-10 | 2026年3月期 第3四半期 | -41.9% | +1.1% | +8.3% | +31.6% | — |
| 2025-11-11 | 2026年3月期 第2四半期 | -29.6% | +0.0% | -5.7% | -14.1% | -17.3% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | -24.0% | -2.5% | -14.9% | -12.3% | -16.6% |
| 2025-05-12 | 2025年3月期 通期 | — | +0.7% | -3.8% | -7.9% | -14.4% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | — | -0.7% | -9.0% | -0.3% | +4.9% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第27期(2024/04/01-2025/03/31)