トラスコ中山株式会社は、製造現場や建設現場で必要とされる工具、消耗品などの「プロツール(工場用副資材)」を専門に扱う卸売企業です。約62万アイテムに及ぶ膨大な在庫を自社保有する「持つ経営」を強みとし、即納体制を実現する高度な物流網(全国28か所の物流センター)を展開しています。主要顧客は機械工具販売店やホームセンター、大手ネット通販企業など多岐にわたります。競合他社が在庫を持たない「ドロップシッピング」へシフトする中、圧倒的な在庫量とデジタル(AI見積、EC連携)を融合させた独自のプラットフォーム戦略で差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-18 提出)収益性
営業利益率
7.1%
≧10%が優良
ROA
7.9%
≧5%が優良
ROE
8.8%
≧10%が優良
ROIC
6.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
8.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
14.2%
≧10%が優良
EPS成長率
-1.3%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は前期比8.5%増の3,200億円と過去最高を更新。特にeビジネスルートが12.9%増と成長を牽引している。
- 積極的な物流投資と在庫拡充(前期比127億円増)により、自己資本比率は60.4%へ低下。営業CFは在庫増加により純利益を下回る水準で推移。
- 次期(第64期)は売上成長を継続するものの、新物流センター稼働に伴う償却費や運賃増により、実質的な増収減益を見込む慎重な通期予想。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-04-30 13:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 60.0億円 / 予想: 217.2億円
+2.7%
売上高
実績: 869.6億円 / 予想: 3410.0億円
+9.8%
3行解説
- 2026年12月期第1四半期(Q1)は、売上高が前年同期比9.8%増の869億61百万円と好調に推移し、通期計画の成長率(6.5%増)を上回るペースで着地した。
- 新基幹システム「パラダイス4」の稼働に伴う減価償却費や支払手数料、および賃上げによる人件費の増加(販管費9.2%増)があったものの、増収効果で補い各段階利益で増益を確保した。
- セグメント別では「eビジネスルート」が前年同期比18.7%増と成長を牽引する一方、「ホームセンタールート」が営業赤字に転じるなど、販路による明暗が分かれた。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-30 | 2026年12月期 第1四半期 | +2.7% | -5.3% | -4.5% | — | — |
| 2026-02-13 | 2025年12月期 通期 | +14.2% | -9.3% | -8.0% | -7.5% | — |
| 2025-10-31 | 2025年12月期 第3四半期 | +20.2% | -0.7% | -1.3% | -3.6% | -4.3% |
| 2025-08-12 | 2025年12月期 第2四半期 | +20.0% | +1.1% | -1.6% | +0.8% | -1.8% |
| 2025-04-30 | 2025年12月期 第1四半期 | +16.9% | +7.4% | -4.1% | -1.7% | -2.9% |
| 2025-02-13 | 2024年12月期 通期 | +7.9% | +1.0% | -2.2% | +1.1% | +0.8% |
有価証券報告書
2026-03-18 有価証券報告書-第63期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-27 有価証券報告書-第62期(2024/01/01-2024/12/31)