いちご株式会社(以下、同社)は、現存不動産に新しい価値を創造する「心築(しんちく)」をコア事業とする「サステナブルインフラ企業」です。主な事業セグメントは、J-REITや私募ファンドの運用を行う「アセットマネジメント」、オフィスビルの再生を行う「心築」、個人投資家向け不動産小口化商品を扱う「いちごオーナーズ」、自社ブランド展開や運営を行う「ホテル」、および太陽光・風力発電を行う「クリーンエネルギー」で構成されます。競合他社が新築開発を主眼に置く中、同社は既存ストックの有効活用と、ITを駆使したソフト・インフラの融合に強みを持ちます。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-02 期末、2025-05-26 提出)収益性
営業利益率
19.5%
≧10%が優良
ROA
4.2%
≧5%が優良
ROE
12.7%
≧10%が優良
ROIC
3.4%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
1.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
25.8%
≧10%が優良
EPS成長率
29.6%
≧10%が優良
3行解説
- ホテル事業の活況とアセットマネジメント報酬の増加により、親会社株主に帰属する当期純利益は151億8,700万円(前期比25.4%増)と大幅増益を達成。
- 累進的配当政策を維持しつつ、DOE(株主資本配当率)目標を4%に引き上げ、8期連続の自社株買い(55億円)を実施するなど、極めて強力な株主還元姿勢を示す。
- 営業CFは284億4,900万円の赤字となったが、これは将来の収益源となる「販売用不動産」を約403億円積み増した攻めの投資の結果であり、資金繰りの安全性は長期借入比率93.5%の確保により維持されている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-02 通期 、2026-04-14 15:30 提出)進捗
※ 通期業績予想は非開示(実績のみ表示)
1Q
営業利益
実績: 34.7億円 / 予想: 195.0億円
-17.8%
売上高
実績: 124.9億円 / 予想: 未開示
-50.2%
2Q
営業利益
実績: 112.6億円 / 予想: 195.0億円
+64.3%
売上高
実績: 510.2億円 / 予想: 未開示
+40.6%
3Q
営業利益
実績: 151.4億円 / 予想: 195.0億円
+46.5%
売上高
実績: 730.2億円 / 予想: 未開示
+27.6%
通期
営業利益
実績: 204.5億円 / 予想: 未開示
+25.4%
売上高
実績: 927.0億円 / 予想: 未開示
+10.9%
3行解説
- 2026年2月期は売上高927億5百万円(前期比10.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益166億28百万円(同9.5%増)となり、心築(しんちく)事業の牽引により過去最高益を更新した。
- 株主還元を大幅に強化しており、2027年2月期の1株当たり配当予想を前期比4円増の15.5円(35%増配)に設定。あわせて98億円規模の自己株式取得を完了するなど、積極的な姿勢が目立つ。
- 業績の評価指標を従来の営業利益から、不動産売却損益を含む「事業利益」へシフト。2027年2月期は同利益で340億円(前期比21.2%増)と大幅な成長継続を見込む。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-14 | 2026年2月期 通期 | +25.4% | -0.9% | +2.8% | — | — |
| 2026-01-14 | 2026年2月期 第3四半期 | +46.5% | -2.1% | -8.4% | -9.4% | +6.5% |
| 2025-10-14 | 2026年2月期 第2四半期 | +64.3% | +0.9% | -0.6% | -1.8% | +3.8% |
| 2025-07-15 | 2026年2月期 第1四半期 | -17.8% | -1.3% | -8.2% | -7.8% | -6.2% |
| 2025-04-14 | 2025年2月期 通期 | +25.8% | -0.9% | -1.7% | -10.2% | -8.0% |
| 2025-01-09 | 2025年2月期 第3四半期 | +30.4% | +1.5% | -3.8% | +0.3% | +1.7% |
有価証券報告書
2025-05-26 有価証券報告書-第25期(2024/03/01-2025/02/28)