株式会社博報堂DYホールディングスは、国内広告業界2位のシェアを持つ持株会社です。傘下に中核広告会社である「博報堂」「大広」「読売広告社」、および総合メディア事業を担う「博報堂DYメディアパートナーズ」、戦略事業組織「kyu」を擁しています。 主軸は新聞・雑誌・ラジオ・テレビの「マスメディア広告」ですが、近年はインターネット広告や、生活者データに基づく「統合マーケティングソリューション」の提供に注力しています。電通グループを最大の競合とし、国内では堅固な顧客基盤を持つ一方、海外では「kyu」を通じた専門性の高いコンサルティング領域での拡大を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
3.9%
≧10%が優良
ROA
3.6%
≧5%が優良
ROE
2.6%
≧10%が優良
ROIC
2.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
0.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
9.6%
≧10%が優良
EPS成長率
-56.8%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期の収益は9,533億円(前期比0.7%増)と微増ながら、北米事業の構造改革や減損損失等の影響で純利益は107億円(同56.8%減)と大幅減益。
- デジタル領域の組織再編(Hakuhodo DY ONEの設立)や主力2社の事業統合など、収益性改善に向けたドラスティックな構造改革を断行中。
- ROEは2.8%まで低下したが、年間配当32円の維持と100億円規模の自社株買いを発表し、低収益下でも株主還元を重視する姿勢を鮮明にした。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-12 13:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 25.3億円 / 予想: 400.0億円
-39.9%
売上高
実績: 1698.2億円 / 予想: 9700.0億円
-15.2%
2Q
営業利益
実績: 107.4億円 / 予想: 400.0億円
+21.0%
売上高
実績: 3661.3億円 / 予想: 9700.0億円
-14.4%
3Q
営業利益
実績: 286.0億円 / 予想: 400.0億円
+26.3%
売上高
実績: 5953.2億円 / 予想: 9700.0億円
-9.7%
通期
営業利益
実績: 446.8億円 / 予想: 未開示
+18.9%
売上高
実績: 8610.0億円 / 予想: 未開示
-9.7%
3行解説
- ユナイテッド社の連結除外や官公庁業務の反動減により、収益は前年比9.7%減の8,610億3百万円となったが、国内外の収益性向上策が奏功し営業利益は18.9%増の446億75百万円と大幅な増益を達成。
- 構造改革関連費用などの特別損失105億59百万円を計上したものの、本業の利益成長が上回り、親会社株主に帰属する当期純利益は前年比55.8%増の167億75百万円で着地。
- 2027年3月期は、下期からの回復基調に加え、デジタルホールディングスの連結子会社化が通期寄与することで、収益5.7%増、当期純利益55.0%増とさらなる拡大を見込む。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-12 | 2026年3月期 通期 | +18.9% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | +26.3% | -3.6% | -1.1% | -4.9% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | +21.0% | +3.2% | +1.0% | -1.7% | -0.9% |
| 2025-08-06 | 2026年3月期 第1四半期 | -39.9% | -6.2% | -5.9% | -6.9% | -14.5% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +9.6% | +0.1% | +0.7% | +2.5% | +0.5% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | +44.9% | -3.3% | -9.6% | -4.8% | -0.4% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第22期(2024/04/01-2025/03/31)