株式会社エルテスは、「安全なデジタル社会をつくり、日本を前進させ続ける」をミッションに掲げ、以下の4つの事業セグメントを展開しています。
- デジタルリスク事業: SNS炎上対策や内部脅威検知(営業秘密持ち出し等)を提供。同社の祖業であり、安定した収益基盤。
- AIセキュリティ事業: 警備業界のDX(AIK order, AI assign)と物理警備サービスを提供。
- DX推進事業: 自治体向けの行政サービスデジタル化(DX-Pand)や、メディア向けDX支援を展開。
- スマートシティ事業: 不動産管理のDX化や、地方創生に向けたマーケティング支援。
- 競合環境: デジタルリスク分野では先駆者的な地位にあるが、DXやAIセキュリティ分野ではITベンダーや警備大手との競合が激化しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-02 期末、2025-05-30 提出)収益性
営業利益率
1.3%
≧10%が優良
ROA
1.3%
≧5%が優良
ROE
-38.4%
≧10%が優良
ROIC
1.1%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
12.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
-48.7%
≧10%が優良
EPS成長率
-434.4%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は73.17億円(前期比12.0%増)と増収を確保したが、新規事業の苦戦と巨額の減損損失により、親会社株主に帰属する当期純損失8.60億円(前期は2.57億円の黒字)を計上。
- スマートシティ事業における「株式会社メタウン」ののれん減損(6.49億円)など、M&Aによる事業拡大が裏目に出た形となり、自己資本比率は24.7%(前期末37.0%)へ急低下。
- デジタルリスク事業は利益成長を維持しているものの、警備DXの受注停滞や不動産管理ビジネスの立ち遅れがキャッシュフローと財務の健全性を圧迫している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-02 通期 、2026-04-14 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 0.4億円 / 予想: 3.8億円
—
売上高
実績: 18.9億円 / 予想: 82.0億円
+17.1%
2Q
営業利益
実績: 0.9億円 / 予想: 3.8億円
—
売上高
実績: 41.2億円 / 予想: 82.0億円
+21.4%
3Q
営業利益
実績: 0.9億円 / 予想: 3.8億円
+86.0%
売上高
実績: 65.7億円 / 予想: 82.0億円
+25.4%
通期
営業利益
実績: 4.3億円 / 予想: 未開示
+363.4%
売上高
実績: 89.6億円 / 予想: 未開示
+22.4%
3行解説
- 売上高が前年比22.4%増、営業利益が同362.3%増と大幅な増収増益を達成し、全4セグメントで黒字化を実現。
- DX推進事業のカーブアウト(事業売却)検討開始に伴い、ソフトウェア資産等で3.03億円の特別損失を計上したことで、最終赤字が継続。
- 経営方針を「デジタルリスク事業」への集中へシフトし、2027年2月期は減収見込みながら、親会社株主に帰属する当期純利益の黒字化(1億円)を目指す計画。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-14 | 2026年2月期 通期 | +363.4% | -0.4% | -5.2% | — | — |
| 2026-01-13 | 2026年2月期 第3四半期 | +86.0% | -4.6% | -5.8% | -13.1% | -18.5% |
| 2025-10-14 | 2026年2月期 第2四半期 | — | -0.2% | -4.0% | -9.8% | -16.2% |
| 2025-07-14 | 2026年2月期 第1四半期 | — | +5.1% | +2.8% | -5.7% | -14.9% |
| 2025-04-14 | 2025年2月期 通期 | -48.9% | -1.0% | +2.3% | -5.0% | +6.8% |
| 2025-01-10 | 2025年2月期 第3四半期 | -51.0% | +2.0% | +2.7% | +8.7% | -13.7% |
有価証券報告書
2025-05-30 有価証券報告書-第14期(2024/03/01-2025/02/28)