株式会社kubell(旧Chatwork株式会社)は、国内最大級の利用者数を誇るビジネスチャット「Chatwork」を基盤とし、中小企業のDX化を支援する「プラットフォーム事業」を単一セグメントで展開しています。主な収益源は、チャットソフトウェアの月額課金を行う「SaaSドメイン」と、オンラインでバックオフィス業務を請け負う「BPaaSドメイン(Business Process as a Service)」の2領域です。 主要顧客はITリテラシーやリソースが不足しがちな中小企業であり、競合環境としては、Microsoft TeamsやSlackなどのグローバルツールが存在するものの、同社は「使いやすさ」と「社外接続の容易さ」を武器に国内シェアNo.1のMAU(月間アクティブユーザー数)を維持しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-23 提出)収益性
営業利益率
5.1%
≧10%が優良
ROA
7.6%
≧5%が優良
ROE
12.0%
≧10%が優良
ROIC
7.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
12.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
400.8%
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 2025年12月期は売上高95.29億円(前年同期比12.5%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益2.15億円と黒字転換を達成。
- 成長の柱であるBPaaSドメインが売上高11.91億円(同77.8%増)と急拡大し、SaaSとのクロスセル戦略が奏功。
- 2026年1月以降も「ペイトナー請求書」の事業譲受や子会社の完全子会社化など、積極的なM&Aによる「ビジネス版スーパーアプリ」化を加速。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2025-12 通期 、2026-02-13 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 0.8億円 / 予想: 未開示
—
売上高
実績: 22.3億円 / 予想: 未開示
+15.5%
2Q
営業利益
実績: 1.5億円 / 予想: 未開示
+440.7%
売上高
実績: 45.3億円 / 予想: 未開示
+13.5%
3Q
営業利益
実績: 2.7億円 / 予想: 4.3億円
+48.9%
売上高
実績: 69.5億円 / 予想: 94.8億円
+12.4%
通期
営業利益
実績: 4.8億円 / 予想: 未開示
+405.2%
売上高
実績: 95.3億円 / 予想: 未開示
+12.5%
3行解説
- 大幅な損益改善による黒字転換: 前期の11.7億円の純損失から2.15億円の黒字へV字回復を達成し、収益化フェーズへの移行を鮮明にした。
- BPaaS戦略の加速と構造改革: 「プラットフォーム事業」への単一セグメント化を断行し、M&Aやグループ再編を通じてビジネスプロセスを代行するBPaaS(Business Process as a Service)への転換を加速。
- 主力KPIの着実な伸長: ARR(年間経常収益)は73.4億円(前年同期比6.8%増)、課金ID数は83.8万(同6.3%増)と、主要なSaaS指標が底堅く推移。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2025年12月期 通期 | +405.2% | -2.7% | -13.8% | -11.0% | — |
| 2025-11-14 | 2025年12月期 第3四半期 | +48.9% | -0.6% | +7.0% | -7.8% | -2.6% |
| 2025-08-08 | 2025年12月期 第2四半期 | +440.7% | -4.6% | -17.2% | -26.0% | -29.2% |
| 2025-05-09 | 2025年12月期 第1四半期 | — | +1.8% | -3.4% | -4.2% | -6.2% |
| 2025-02-14 | 2024年12月期 通期 | — | -1.7% | -22.1% | -27.1% | -21.3% |
有価証券報告書
2026-03-23 有価証券報告書-第22期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-27 有価証券報告書-第21期(2024/01/01-2024/12/31)