株式会社ヘリオスは、iPS細胞技術および体性幹細胞技術を用いた再生医薬品の研究・開発・製造を行うバイオベンチャーです。主力の開発品は、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)や脳梗塞急性期を対象とする体性幹細胞再生医薬品「MultiStem(HLCM051)」です。2024年に米国アサシス社から実質的全資産を取得し、同製品のグローバルな開発権・所有権を獲得しました。また、iPS細胞由来のNK細胞(eNK細胞)を用いたがん免疫療法や、免疫拒絶リスクを低減した次世代iPS細胞(UDC)プラットフォーム技術の開発も進めています。主な顧客には、共同研究等を行う一般社団法人AND medical groupや住友ファーマ(現RACTHERA)などが挙げられます。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-24 提出)収益性
営業利益率
-3211.5%
≧10%が優良
ROA
-21.4%
≧5%が優良
ROE
-63.8%
≧10%が優良
ROIC
-31.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-81.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- ARDS治療薬(MultiStem)のグローバル第3相試験(REVIVE-ARDS)が開始準備段階にあり、アサシス社からの資産買収で世界市場への展開権を確保。
- 収益面ではライセンス一時金消失により売上高1.04億円(前期比81.4%減)と低迷し、「継続企業の前提に関する重要事象」の注記が継続。
- 2026年2月に第三者割当増資等で約62.6億円を調達し、当面の資金繰り懸念は緩和されたが、臨床試験の成否がキャッシュフローの命運を握る。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
※ 通期業績予想は非開示(実績のみ表示)
1Q
営業利益
実績: -11.3億円 / 予想: 未開示
-51.9%
売上高
実績: 0.1億円 / 予想: 未開示
-78.9%
3行解説
- 売上高は前年同期比78.2%減の800万円に留まり、研究開発費の増加や金融費用の計上により親会社株主に帰属する四半期損失は34.78億円(前年同期は25.62億円の損失)へと拡大した。
- 新株発行により約61億円を調達し、現預金残高は108.68億円と前期末からほぼ倍増。財務基盤を強化しつつ、主力のHLCM051(ARDS治療薬)のグローバル第3相試験開始に向けた準備を進めている。
- 従来のバイオベンチャーモデルに加え、培養上清(ばいようじょうせい)の販売による安定収益の確保や、他社との共同開発への移行によるリソース効率化など、ビジネスモデルの転換を図っている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年12月期 第1四半期 | -51.9% | — | — | — | — |
| 2026-02-16 | 2025年12月期 通期 | -17.5% | +4.9% | -1.6% | +16.8% | — |
| 2025-11-13 | 2025年12月期 第3四半期 | -18.1% | -0.9% | +7.0% | -34.6% | -42.8% |
| 2025-08-13 | 2025年12月期 第2四半期 | -18.2% | -16.7% | -11.1% | -10.2% | -27.9% |
| 2025-05-13 | 2025年12月期 第1四半期 | +29.1% | +4.8% | +18.6% | +64.5% | +73.0% |
| 2025-02-14 | 2024年12月期 通期 | +15.9% | +8.2% | +6.5% | -10.6% | -5.6% |
有価証券報告書
2026-03-24 有価証券報告書-第15期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-27 有価証券報告書-第14期(2024/01/01-2024/12/31)