リゾートトラスト株式会社は、会員制リゾートホテルの最大手企業であり、「エクシブ(XIV)」、「ベイコート倶楽部」、最新の「サンクチュアリコート」シリーズを展開しています。事業構成は、会員権の販売を行う「会員権事業」、ホテルの運営や清掃を担う「ホテルレストラン等事業」、人間ドックなどの会員制検診施設や有料老人ホームを運営する「メディカル事業」の3セグメントを核としています。国内の富裕層・シニア層を主要顧客とし、会員制という高い参入障壁を持つ独自のビジネスモデルを構築しています。競合環境としては、外資系高級ホテルや国内大手ホテルチェーンが挙げられますが、タイムシェアリング方式による強力な顧客囲い込みにより、極めて強固な市場地位を確立しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
10.6%
≧10%が優良
ROA
5.5%
≧5%が優良
ROE
14.1%
≧10%が優良
ROIC
10.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
23.6%
≧10%が優良
営業利益成長率
24.8%
≧10%が優良
EPS成長率
26.9%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期は、サンクチュアリコート琵琶湖の開業に伴う収益一括計上や会員権販売の好調により、売上高2,493億円(前期比23.6%増)、営業利益263億円(同24.8%増)と過去最高を更新。
- 一方でホテルレストラン等事業は、人件費の上昇や新規開業準備費用、修繕費の増加によりセグメント利益が20億円(同54.4%減)と大幅に悪化し、コスト管理が喫緊の課題。
- 株主還元では年間62円への増配(8円増)と1:2の株式分割を実施しており、ROE 14.72%と高い資本効率を維持しているが、横浜カハラの減損リスク等、一部施設での収益性停滞が懸念。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 12:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 45.5億円 / 予想: 275.0億円
+12.1%
売上高
実績: 528.0億円 / 予想: 2590.0億円
+3.6%
2Q
営業利益
実績: 124.2億円 / 予想: 290.0億円
+8.6%
売上高
実績: 1109.5億円 / 予想: 2600.0億円
+3.0%
3Q
営業利益
実績: 198.6億円 / 予想: 290.0億円
-23.0%
売上高
実績: 1688.2億円 / 予想: 2600.0億円
-14.6%
3行解説
- 会計上の利益は新規開業に伴う一括収益計上の反動で大幅減益だが、実力値を示す「評価営業利益」は293.9億円(前年同期比+26.0%)と過去最高を更新。
- ホテルレストラン事業が、2024年10月開業の「サンクチュアリコート琵琶湖」の稼働や価格改定により、セグメント利益で前年同期比+80.7%と爆発的な成長。
- 2026年2月開業予定の「サンクチュアリコート日光」の収益計上を第4四半期(Q4)に控え、通期計画達成に向けた進捗は実質的に極めて順調。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | -23.0% | +0.3% | +5.6% | +10.2% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | +8.6% | -2.4% | +2.5% | +6.9% | -3.0% |
| 2025-08-13 | 2026年3月期 第1四半期 | +12.1% | -5.2% | -4.1% | -12.4% | -10.7% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | +24.8% | +1.2% | +7.4% | +6.3% | +16.6% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | +100.5% | -1.5% | -4.2% | -7.1% | -46.0% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第52期(2024/04/01-2025/03/31)