クリングルファーマ株式会社(以下、当社)は、大阪大学発のバイオ創薬ベンチャーであり、難治性疾患に対する肝細胞増殖因子(HGF)タンパク質を用いた医薬品の研究開発を主事業としています。
- 主要製品・サービス: 組換えヒトHGFタンパク質(開発コード:KP-100)。主に脊髄損傷急性期、声帯瘢痕、ALS(筋萎縮性側索硬化症)、急性腎障害を対象としたパイプラインを有しています。
- 主要顧客: 米国のクラリス・バイオセラピューティクス社。当事業年度の売上高7,221万円の100%が同社向けの技術アクセスフィー(ライセンス関連収入)です。
- 競合環境: 難治性疾患および希少疾患をターゲットとしており、競合品は少ないものの、開発の不確実性が高く、製品化までのハードルが極めて高い環境にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-09 期末、2025-12-19 提出)収益性
営業利益率
-1259.4%
≧10%が優良
ROA
-37.6%
≧5%が優良
ROE
-53.6%
≧10%が優良
ROIC
-48.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-9.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は0.72億円(前期比9.8%減)、最終赤字は9.16億円に拡大。主力パイプラインである脊髄損傷急性期の承認申請時期が、追加臨床試験の実施決定により大幅に延期された。
- 「継続企業の前提に関する注記(GC注記)」が記載。営業赤字の継続と資金繰り余裕度の低下が理由だが、第16回新株予約権の発行等で当面の運転資金確保を図っている。
- 研究開発費に6.81億円を投じる「先行投資型」の収益構造であり、SCI(脊髄損傷)の国内承認および米国展開の成否が将来のキャッシュフローを決定づける。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-09 第2四半期 、2026-05-11 15:40 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -2.0億円 / 予想: -11.7億円
+6.1%
売上高
実績: 0.2億円 / 予想: 0.7億円
+0.0%
2Q
営業利益
実績: -5.2億円 / 予想: -10.2億円
-0.8%
売上高
実績: 0.4億円 / 予想: 3.3億円
+2.9%
3行解説
- 脊髄損傷急性期(SCI)治療薬の承認申請に向け、PMDAとの協議に基づき2025年7月に追加の臨床試験実施を決定。
- 声帯瘢痕(VFS)を対象とした第Ⅲ相臨床試験において、2026年1月に全8施設での症例組入れを完了。
- 継続企業の前提に関する重要事象が記載されているが、新株予約権の行使や前受金の受領により、当面の資金を確保。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-11 | 2026年9月期 第2四半期 | -0.8% | — | — | — | — |
| 2026-02-09 | 2026年9月期 第1四半期 | +6.1% | -1.5% | -1.0% | +11.8% | +20.1% |
| 2025-11-12 | 2025年9月期 通期 | -11.3% | -0.9% | -1.0% | -14.8% | -15.6% |
| 2025-08-08 | 2025年9月期 第3四半期 | -27.5% | -3.2% | -5.2% | -6.4% | -15.6% |
| 2025-05-12 | 2025年9月期 第2四半期 | -39.6% | -2.4% | +4.4% | +22.7% | +1.8% |
| 2025-02-07 | 2025年9月期 第1四半期 | -26.2% | -1.6% | -21.3% | -22.3% | -14.0% |
有価証券報告書
2025-12-19 有価証券報告書-第24期(2024/10/01-2025/09/30)