デクセリアルズ株式会社は、旧ソニーケミカルを母体とする高機能材料メーカーです。スマートフォン、タブレット、車載ディスプレイ向けの光学材料や、電子部品の接続・保護材料を主軸としています。
- 事業内容・主要製品:
- 光学材料部品事業: 反射防止フィルム、光学弾性樹脂(SVR)など。世界トップクラスのシェアを誇る製品群を有します。
- 電子材料部品事業: 異方性導電膜(ACF)、表面実装型ヒューズ(SCP)、光半導体デバイスなど。特に粒子整列型ACFはハイエンドOLEDパネル向けで高い競争力があります。
- 主要顧客: 株式会社レスター(売上構成比13.2%)、日東電工株式会社(同12.4%)が主要な販売先ですが、最終顧客は世界的なデバイスメーカーや自動車メーカーです。
- 競合環境: 3Mなどのグローバルな化学・材料メーカーと競合しますが、独自のプロセス技術(スパッタ製法や粒子制御技術)による高付加価値戦略で差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
36.0%
≧10%が優良
ROA
27.2%
≧5%が優良
ROE
30.6%
≧10%が優良
ROIC
29.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
4.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
24.6%
≧10%が優良
EPS成長率
24.9%
≧10%が優良
3行解説
- 過去最高業績の更新: OLEDパネル向け粒子整列型ACFの大幅な伸長と為替効果により、売上高1,103億円、親会社株主帰属当期利益277億円と、IFRS移行後で極めて高い収益性を達成。
- 資本効率と還元の徹底: ROE 30.6%と驚異的な水準を維持。DOE(親会社所有者帰属持分配当率)7%以上の導入と総額100億円規模の自社株買いにより、株主還元姿勢は極めて強固。
- 成長ポートフォリオへの転換: コンシューマーIT依存からの脱却を目指し、自動車・フォトニクス領域を成長ドライバーと位置づけ、2028年度の売上高構成比30%、売上高1,500億円を目標に投資を加速。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-09 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 79.8億円 / 予想: 280.0億円
+18.3%
売上高
実績: 261.4億円 / 予想: 1035.0億円
+3.8%
2Q
営業利益
実績: 199.0億円 / 予想: 390.0億円
+14.7%
売上高
実績: 574.6億円 / 予想: 1140.0億円
+3.7%
3Q
営業利益
実績: 304.5億円 / 予想: 390.0億円
+7.3%
売上高
実績: 873.0億円 / 予想: 1140.0億円
+0.2%
3行解説
- 「攻めの投資」による踊り場: 売上高は872.9億円(前年同期比0.2%増)と横ばい、営業利益は成長投資に伴う固定費増により304.5億円(同7.3%減)の減益着地となった。
- 鮮明なセグメント格差: データセンター向け光半導体やカメラ用ACFが牽引する電子材料部品が好調な一方、PC向け製品の遅延や一部製品の販売終息により光学材料部品が苦戦。
- 積極的な還元と投資: 約50億円の自己株式取得と、有形固定資産の約185億円増(成長投資)が並行しており、キャッシュは大幅に減少するも将来への布石を打つ姿勢が顕著。
書類一覧
ハイライトされた行が、現在の概要カードに表示されている最新の有報・短信です。
短信
2026-02-09 2026-03 第3四半期 2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
短信
2025-11-12 2026-03 第2四半期 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)
短信
2025-08-05 2026-03 第1四半期 2026年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
有報
2025-06-23 2025-03 期末 有価証券報告書-第13期(2024/04/01-2025/03/31)
短信
2025-05-12 2025-03 通期 2025年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
短信
2025-02-12 2025-03 第3四半期 2025年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)