合同製鐵株式会社は、日本製鉄グループに属する電炉メーカー大手です。鉄スクラップを原料として、線材、形鋼(大形・中形)、軌条、構造用棒鋼、鉄筋用棒鋼などの製造・販売を行う「鉄鋼事業」を主軸としています。また、連結子会社の朝日工業等を通じて肥料や乾牧草を扱う「農業資材事業」も展開しています。 主要顧客には、阪和興業(売上構成比14.0%)、伊藤忠丸紅住商テクノスチール(同10.9%)、エムエム建材(同10.0%)といった大手鉄鋼商社が名を連ねています。競合環境としては、国内建設需要の停滞や原材料・エネルギー価格の変動、さらにはカーボンニュートラル対応に向けたコスト増など、厳しい局面が続いています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
6.7%
≧10%が優良
ROA
5.2%
≧5%が優良
ROE
8.6%
≧10%が優良
ROIC
5.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-7.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
-23.0%
≧10%が優良
EPS成長率
-25.5%
≧10%が優良
3行解説
- 国内建設需要の低迷により、連結売上高は前年同期比7.9%減の2,052億円、親会社株主に帰属する当期純利益は25.5%減の113億円と減収減益。
- 減益ながらもROEは8.6%と中期計画目標(8%以上)を維持し、自己資本比率は52.8%へと上昇するなど財務基盤の健全化が進展。
- 鉄スクラップ価格の下落効果を電力・物流費の高騰が相殺しており、2025年度の電力料金再値上げが将来のキャッシュフローに対する最大の懸念材料。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-27 14:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 29.6億円 / 予想: 125.0億円
-10.7%
売上高
実績: 479.0億円 / 予想: 2000.0億円
-10.3%
2Q
営業利益
実績: 54.3億円 / 予想: 105.0億円
-0.2%
売上高
実績: 935.1億円 / 予想: 1950.0億円
-8.7%
3Q
営業利益
実績: 78.5億円 / 予想: 105.0億円
-15.6%
売上高
実績: 1423.1億円 / 予想: 1950.0億円
-7.8%
通期
営業利益
実績: 98.1億円 / 予想: 未開示
-28.6%
売上高
実績: 1917.7億円 / 予想: 未開示
-6.5%
3行解説
- 2026年3月期は、建設分野の需要低迷と主原料のスクラップ価格高騰、円安によるエネルギーコスト増が重なり、純利益が前期比28.9%減の80億51百万円と大幅な減益で着地した。
- 鉄鋼事業が苦戦する一方で、農業資材事業は販売価格の適正化により黒字転換を達成したが、連結業績を補うには至らなかった。
- 次期(2027年3月期)は売上高2,000億円を見込むものの、原材料・エネルギー価格のさらなる上昇を織り込み、純利益は46.6%減の43億円、年間配当は前期の180円から100円へ大幅減配の予想を公表した。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-27 | 2026年3月期 通期 | -28.6% | — | — | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | -15.6% | +0.0% | -2.7% | -9.2% | -7.2% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | -0.2% | -8.5% | -8.4% | -3.2% | -3.7% |
| 2025-08-01 | 2026年3月期 第1四半期 | -10.7% | +2.4% | +2.3% | +3.5% | -2.4% |
| 2025-04-25 | 2025年3月期 通期 | -23.0% | -0.4% | -3.3% | -4.0% | -7.3% |
| 2025-02-03 | 2025年3月期 第3四半期 | -32.4% | +0.5% | +2.4% | +5.3% | -0.4% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第119期(2024/04/01-2025/03/31)