株式会社STGは、実用金属で最も軽いマグネシウムを中心とした「軽量化金属部品」の製造加工事業を展開しています。金型の設計・製作から、鋳造(ダイカスト)、機械加工、表面処理、組立までを一貫して行う体制に強みがあります。
- 主要製品: ミラーレスカメラ等の高付加価値カメラ部品、自動車用部品(メーターパネル等)、監視カメラ筐体、プロジェクター部品。
- 主要顧客: 三菱電機(株)(売上比率25.8%)、AXIS COMMUNICATIONS AB(19.5%)、CBC(株)(11.1%)など。
- 競合環境: マグネシウムは加工難易度が高く、発火リスク等から参入障壁が高い分野です。同社は日本、中国、タイ、マレーシアに生産拠点を持ち、グローバルな供給体制を構築しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
7.5%
≧10%が優良
ROA
7.7%
≧5%が優良
ROE
18.8%
≧10%が優良
ROIC
6.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
22.6%
≧10%が優良
営業利益成長率
62.7%
≧10%が優良
EPS成長率
60.1%
≧10%が優良
3行解説
- 自動車の電動化(EV)に伴う軽量化需要と高機能カメラ市場の回復により、売上高64.26億円(前年比22.6%増)、純利益3.89億円(同96.5%増)と大幅な増収増益を達成。
- 中期経営計画「Challenge 100」を策定し、M&Aやフィリピンへの新規進出を通じて、連結売上高100億円、営業利益8億円を早期に目指す攻めの姿勢を鮮明にしている。
- ROE 18.9%、自己資本比率 36.4%と財務健全性と資本効率が共に向上しており、増配(25円→35円)など株主還元も強化されている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 14:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 1.1億円 / 予想: 5.7億円
+85.2%
売上高
実績: 15.4億円 / 予想: 65.6億円
+17.9%
2Q
営業利益
実績: 0.8億円 / 予想: 3.2億円
-56.4%
売上高
実績: 30.4億円 / 予想: 68.0億円
+6.1%
3Q
営業利益
実績: 2.0億円 / 予想: 3.2億円
-43.3%
売上高
実績: 49.6億円 / 予想: 68.0億円
+6.6%
通期
営業利益
実績: 3.4億円 / 予想: 未開示
-30.5%
売上高
実績: 68.2億円 / 予想: 未開示
+6.1%
3行解説
- マレーシアのダイカスト企業E-Cast社の連結子会社化により売上高は68.1億円(前年比6.1%増)と伸長したが、買収関連費用やのれん償却、自動車部品の需要停滞が響き、営業利益は3.3億円(同30.5%減)の大幅減益で着地した。
- 2025年4月の株式分割(1株→2株)を考慮した実質配当は、前期の17.5円から当期20円へと増配。財務面ではM&A資金として約20億円の長期借入れを実施し、有利子負債が急増している。
- 次期(2027年3月期)は、買収企業とのシナジー創出やマレーシア拠点での受注増を見込み、売上高76億円(11.5%増)、営業利益5億円(48.3%増)と、利益の急回復を計画している。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | -30.5% | — | — | — | — |
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | -43.3% | +0.2% | -2.4% | -3.4% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | -56.4% | -1.1% | -32.7% | -35.1% | -32.5% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | +85.2% | +2.0% | +16.8% | +15.0% | +44.9% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +62.8% | -0.3% | +10.3% | +14.4% | +6.0% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | +208.6% | -1.7% | +21.7% | +1.1% | -51.9% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第43期(2024/04/01-2025/03/31)