東京製綱株式会社(以下、当社)は1887年創業の老舗メーカーであり、ワイヤロープ市場で国内最大手です。事業は「鋼索鋼線関連」「スチールコード関連」「開発製品関連」「産業機械関連」「エネルギー不動産関連」の5セグメントで構成されています。 主要製品は、橋梁用・エレベーター用ワイヤロープ、タイヤ用スチールコード、炭素繊維複合材ケーブル(CFCC)などで、社会インフラや自動車産業を支える重要部材を供給しています。競合環境としては、鋼索分野では国内独占的地位にある一方、スチールコード等の量産品ではグローバルな価格競争にさらされています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
5.7%
≧10%が優良
ROA
4.1%
≧5%が優良
ROE
9.1%
≧10%が優良
ROIC
5.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-2.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
-8.1%
≧10%が優良
EPS成長率
60.6%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期は売上高が前期比2.1%減の628億6,700万円となったが、減損損失の減少等により親会社株主に帰属する当期純利益は同59.2%増の32億4,700万円と大幅増益。
- 収益性改善を優先したスチールコード関連事業が黒字転換を果たし、株主還元では前期比24円増配の64円(配当性向39.0%)と自社株買い(約3億円)を合わせて還元姿勢を強化。
- 中期経営計画「TCTRX」に基づき、高付加価値なCFCC(炭素繊維複合材ケーブル)や洋上風力発電向け係留ロープ等の次世代事業への投資を加速させている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-12 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 7.5億円 / 予想: 40.0億円
+22.6%
売上高
実績: 144.2億円 / 予想: 640.0億円
-3.3%
2Q
営業利益
実績: 14.1億円 / 予想: 40.0億円
+20.8%
売上高
実績: 303.6億円 / 予想: 640.0億円
+1.9%
3Q
営業利益
実績: 28.1億円 / 予想: 40.0億円
+38.5%
売上高
実績: 466.1億円 / 予想: 640.0億円
+0.6%
3行解説
- 大幅な利益成長: 売上高は466.06億円(前年同期比0.6%増)と微増ながら、営業利益は28.12億円(同38.5%増)と大幅増益を達成。
- 高付加価値品が牽引: CFCC(炭素繊維複合ケーブル)等の「開発製品関連」セグメントが、営業利益11.60億円(同717.1%増)と驚異的な伸びを見せ、全体の収益を押し上げた。
- 利益進捗の乖離: 親会社株主に帰属する四半期純利益は28.55億円となり、通期計画に対する進捗率は89.2%に達しており、通期の上振れ期待が高まる内容。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | +38.5% | +2.2% | +9.3% | +10.5% | — |
| 2025-11-12 | 2026年3月期 第2四半期 | +20.8% | +0.2% | +1.3% | -1.9% | +7.3% |
| 2025-08-12 | 2026年3月期 第1四半期 | +22.6% | +0.4% | -1.4% | +3.3% | -2.6% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | -8.1% | -2.0% | -2.2% | -5.7% | -1.8% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | -16.8% | +1.0% | -4.4% | +0.1% | -5.8% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第226期(2024/04/01-2025/03/31)