株式会社カワタは、プラスチック成形機の周辺機器(輸送、乾燥、計量、混合等)およびシステムの製造・販売を主軸とする産業機械メーカーです。主要製品には、自動輸送機「オートローダー」、混合機「スーパーミキサー」、乾燥機「チャレンジャー」などがあり、自動車、電子部品、光学レンズ業界を主要顧客としています。競合環境としては、国内外の成形機周辺機器メーカーとの価格・技術競争に加え、近年は中国メーカーの台頭による競争激化に直面しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
4.7%
≧10%が優良
ROA
3.8%
≧5%が優良
ROE
4.4%
≧10%が優良
ROIC
2.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-15.2%
≧10%が優良
営業利益成長率
-21.2%
≧10%が優良
EPS成長率
-38.0%
≧10%が優良
3行解説
- 中国経済の減速とEV向け投資の一巡により、連結売上高は207.7億円(前期比15.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は5.8億円(同38.0%減)の大幅な減収減益。
- 東アジア(中国)セグメントが赤字転落する一方で、東南アジアは更新需要を捉え増収増益と明暗が分かれ、特定の事業分野(EV関連)への依存がリスクとして顕在化。
- 株主還元は配当性向49.7%と高水準を維持し、次期中期経営計画でROE 8%以上の回復を掲げるが、外部環境の不透明感からV字回復へのハードルは高い。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 12:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 4.3億円 / 予想: 4.2億円
+246.0%
売上高
実績: 47.5億円 / 予想: 186.0億円
+0.0%
2Q
営業利益
実績: 3.8億円 / 予想: 4.2億円
+33.2%
売上高
実績: 92.1億円 / 予想: 186.0億円
-7.1%
3Q
営業利益
実績: 5.7億円 / 予想: 5.4億円
-8.4%
売上高
実績: 139.4億円 / 予想: 192.0億円
-6.0%
通期
営業利益
実績: 4.5億円 / 予想: 未開示
-54.6%
売上高
実績: 193.7億円 / 予想: 未開示
-6.7%
3行解説
- 2026年3月期は、中国のEV向けリチウムイオン電池関連の投資低迷や自動車業界向けの受注減が響き、親会社株主に帰属する当期純利益が前年同期比93.6%減の3,600万円と大幅な減益着地。
- セグメント別では日本・東アジアが苦戦する一方、東南アジアはOA機器や二輪関連の好調により増収増益を確保し、北中米も自動車向け売上が前年比85.0%増と急伸するなど地域間で明暗。
- 次期(2027年3月期)は売上高195億円(0.7%増)、営業利益6.6億円(47.3%増)と回復を見込むが、中東情勢による原油高や輸入インフレ再燃への警戒感から慎重なトーンを維持。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | -54.6% | — | — | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | -8.4% | +0.7% | -2.2% | -5.5% | -1.3% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | +33.2% | -17.7% | -15.2% | -16.4% | -17.2% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | +246.0% | +11.1% | +9.4% | +8.9% | +9.1% |
| 2025-05-12 | 2025年3月期 通期 | -21.2% | -5.2% | -5.4% | -7.6% | -8.5% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | -23.4% | +3.8% | +5.4% | +8.6% | +8.5% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第76期(2024/04/01-2025/03/31)