株式会社東京機械製作所(TKS)は、1888年創業の老舗印刷機械メーカーです。新聞用輪転機(オフセット輪転機)およびその制御システムの製造・販売・保守を主軸としています。
- 主要製品: 新聞用輪転機(最新機「COLOR TOP ECOWIDE Ⅲ」等)、自動搬送車(AGV)、印刷機周辺機器、受託加工部品。
- 主要顧客: 国内外の新聞社。特に(株)読売新聞東京本社への売上高が23.3億円(連結売上の31.5%)に達しており、極めて高い依存度があります。
- 競合環境: インターネット普及による新聞発行部数の減少に伴い、主力の輪転機市場は世界的に縮小傾向にあります。これに対し、FA(工場自動化)事業や加工組立事業への多角化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
8.7%
≧10%が優良
ROA
4.3%
≧5%が優良
ROE
3.8%
≧10%が優良
ROIC
4.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-20.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
4.3%
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期の売上高は新聞用輪転機の需要減により前期比20.5%減の74.0億円となったが、保守サービスや経費抑制により親会社株主に帰属する当期純利益は3.4億円(前期は0.8億円の赤字)と黒字転換した。
- 営業キャッシュ・フローは仕入債務の減少等により8.7億円の赤字となったが、現金及び現金同等物は75.3億円と豊富であり、自己資本比率も56.2%まで向上し、財務基盤の健全性は維持されている。
- 中期経営計画(2027年3月期に売上高100億円目標)達成に向け、新聞事業の効率化と、AGV(無人搬送車)を活用したFA事業、加工組立事業への事業構造の複線化を加速させている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-12 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -1.5億円 / 予想: 2.6億円
—
売上高
実績: 13.7億円 / 予想: 76.7億円
-27.1%
2Q
営業利益
実績: -2.2億円 / 予想: 2.6億円
—
売上高
実績: 26.4億円 / 予想: 76.7億円
-28.1%
3Q
営業利益
実績: 0.3億円 / 予想: 2.6億円
-93.7%
売上高
実績: 46.3億円 / 予想: 76.7億円
-11.9%
通期
営業利益
実績: 7.2億円 / 予想: 未開示
+12.5%
売上高
実績: 84.6億円 / 予想: 未開示
+14.3%
3行解説
- 2026年3月期は、訴訟関連収入4.52億円の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益が前期比205.9%増の10.57億円と大幅な増益を達成。
- 本業では次世代型輪転機の受注・売上計上が進んだほか、防衛省向け自動化装置の契約締結やFA事業でのロボット実演など、新規成長領域への展開を加速。
- 2027年3月期は売上高が前期比29.6%増の109.6億円と拡大を見込む一方、一過性利益の剥落により純利益は47.0%減の5.6億円となる正常化の見通し。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-12 | 2026年3月期 通期 | +12.5% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | -93.7% | -1.1% | -0.1% | +5.6% | — |
| 2025-11-12 | 2026年3月期 第2四半期 | — | -0.2% | -2.7% | -13.9% | -6.2% |
| 2025-08-12 | 2026年3月期 第1四半期 | — | -2.2% | +0.0% | +42.4% | +13.9% |
| 2025-05-12 | 2025年3月期 通期 | +4.4% | +3.1% | -2.5% | -3.6% | -2.2% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | -23.9% | -0.0% | +16.1% | +17.1% | +20.5% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第168期(2024/04/01-2025/03/31)