株式会社安川電機は、産業用ロボット、ACサーボモータ、インバータなどの分野で世界トップクラスのシェアを誇るメカトロニクス大手企業です。「モーションコントロール(サーボ・インバータ)」「ロボット」「システムエンジニアリング(プラント・社会システム用電気設備)」の3事業を柱とし、グローバル(米州、欧州、中国、アジア)に展開しています。主要顧客は半導体製造装置メーカー、自動車メーカー、電子部品メーカーなど多岐にわたります。ファナック、ABB、安川電機の3社で世界の産業用ロボット市場を牽引する競合環境にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-02 期末、2025-05-29 提出)収益性
営業利益率
9.3%
≧10%が優良
ROA
6.9%
≧5%が優良
ROE
13.7%
≧10%が優良
ROIC
6.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-6.6%
≧10%が優良
営業利益成長率
-24.3%
≧10%が優良
EPS成長率
12.8%
≧10%が優良
3行解説
- 主力市場である半導体・電子部品および自動車市場の回復遅れにより、売上収益(前期比6.6%減)および営業利益(同24.3%減)は大幅な減益となった。
- 営業利益の苦戦とは対照的に、持分法適用関連会社の株式売却・再評価益(267億円)の計上により、親会社の所有者に帰属する当期利益は569億円と過去最高水準を更新した。
- 中期計画「Realize 25」に基づき、114億円規模の自己株式取得を実施し、総還元性向47.7%を達成するなど、業績停滞下でも株主還元姿勢を強化している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-02 通期 、2026-04-10 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 105.0億円 / 予想: 430.0億円
-5.5%
売上高
実績: 1256.4億円 / 予想: 5150.0億円
-5.1%
2Q
営業利益
実績: 233.3億円 / 予想: 480.0億円
+1.8%
売上高
実績: 2601.9億円 / 予想: 5250.0億円
-0.5%
3Q
営業利益
実績: 331.9億円 / 予想: 480.0億円
-3.3%
売上高
実績: 3952.3億円 / 予想: 5250.0億円
+0.4%
通期
営業利益
実績: 473.1億円 / 予想: 未開示
-5.7%
売上高
実績: 5421.2億円 / 予想: 未開示
+0.8%
3行解説
- 2026年2月期連結決算は、売上収益が5,421億22百万円(前期比0.8%増)と微増ながら、親会社の所有者に帰属する当期利益は352億40百万円(同38.2%減)と大幅減益。前年度の持分法適用関連会社株式の譲渡に伴う一過性利益の剥落が主因。
- セグメント別では、モーションコントロールが下期からAI・半導体関連投資に牽引され回復基調に転じた一方、ロボット事業は中国・アジアでの大口案件による売上増にもかかわらず、利益率の低下で営業減益(同14.0%減)となった。
- 2027年2月期は新中期経営計画「Dash 35」の初年度として、AI・半導体分野の旺盛な需要を背景に、営業利益600億円(前期比26.8%増)の大幅増益と年間4円の増配(72円)を予想する強気の見通し。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-10 | 2026年2月期 通期 | -5.7% | +4.8% | +10.5% | — | — |
| 2026-01-09 | 2026年2月期 第3四半期 | -3.3% | +1.9% | +4.1% | -1.3% | -12.7% |
| 2025-10-03 | 2026年2月期 第2四半期 | +1.8% | +1.2% | +28.2% | +33.9% | +27.7% |
| 2025-07-04 | 2026年2月期 第1四半期 | -5.5% | -1.1% | -6.2% | -6.9% | -17.8% |
| 2025-04-04 | 2025年2月期 通期 | -24.3% | -1.4% | -14.0% | -18.9% | -13.7% |
| 2025-01-10 | 2025年2月期 第3四半期 | -26.3% | +1.3% | +4.3% | +2.6% | -3.7% |
有価証券報告書
2025-05-29 有価証券報告書-第109期(2024/03/01-2025/02/28)