ウインテスト株式会社は、半導体や液晶ディスプレイの検査装置の開発・製造・販売を行うメーカーです。主力製品は、CMOSイメージセンサー検査装置(WTS-311NX等)やディスプレイドライバIC(DDIC)検査装置(WTS-577シリーズ)です。また、新規事業としてWafer Acceptance Test (WAT)装置や、物流・介護向けの自重補償機構(MGC)技術、ヘルスケア管理システムなども展開しています。 主要顧客には、上海精積微半導体技術有限公司(売上比率29.3%)や名古屋科学機器株式会社(同14.0%)などが名を連ねます。競合環境については、国内外に3〜4社の強力な競合メーカーが存在しており、価格競争に加え、4K/8K対応や高速信号転送技術での差別化が求められる厳しい環境にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-31 提出)収益性
営業利益率
-284.0%
≧10%が優良
ROA
-115.3%
≧5%が優良
ROE
-238.1%
≧10%が優良
ROIC
-153.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
2.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- AI関連半導体への市場偏重により主力製品の需要が低迷し、純損失12.42億円の巨額赤字を計上。
- 営業CFが約7.5億円のマイナスで、棚卸資産の巨額評価損も重なり「継続企業の前提に関する注記」が付与される危機的状況。
- 第三者割当による資金調達で急場を凌ぎつつ、中国・台湾市場への深耕と、前工程検査装置(WAT)等の新規事業でV字回復を狙う。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2025-12 通期 、2026-02-16 16:30 提出)進捗
※ 通期業績予想は非開示(実績のみ表示)
1Q
営業利益
実績: -1.7億円 / 予想: 未開示
-145.1%
売上高
実績: 0.7億円 / 予想: 未開示
-65.9%
2Q
営業利益
実績: -3.8億円 / 予想: 未開示
-49.8%
売上高
実績: 1.5億円 / 予想: 未開示
-37.6%
3Q
営業利益
実績: -6.2億円 / 予想: 未開示
-54.2%
売上高
実績: 2.7億円 / 予想: 未開示
-25.4%
通期
営業利益
実績: -12.2億円 / 予想: 未開示
-12.5%
売上高
実績: 4.3億円 / 予想: 未開示
+2.9%
3行解説
- 巨額の棚卸資産評価損計上で赤字拡大: 売上高は4.29億円(前年比2.9%増)と微増ながら、次期以降の黒字化に向けた「負の遺産の清算」として約6億円の評価損を計上し、12.42億円の純損失となった。
- 「継続企業の前提に関する重要事象」の継続: 営業損失と営業CFのマイナスが続いており、自己資本比率も37.4%まで低下。財務的な不確実性が極めて高い状態が継続している。
- 2026年12月期のV字回復を掲げる野心的予想: 前工程検査装置などの新製品投入により、売上高を約4倍(16.62億円)へ急拡大させ、営業利益5,600万円と悲願の黒字転換を目指す計画を発表。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-16 | 2025年12月期 通期 | -12.5% | +3.3% | +1.8% | +0.1% | — |
| 2025-11-14 | 2025年12月期 第3四半期 | -54.2% | -2.1% | -6.6% | -13.3% | -1.9% |
| 2025-08-14 | 2025年12月期 第2四半期 | -49.8% | +2.8% | +5.2% | -4.1% | -16.2% |
| 2025-05-15 | 2025年12月期 第1四半期 | -145.1% | -1.9% | +9.1% | +1.4% | -3.1% |
| 2025-02-14 | 2024年12月期 通期 | -94.1% | -1.8% | +0.4% | -13.8% | -15.5% |
有価証券報告書
2026-03-31 有価証券報告書-第33期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-31 有価証券報告書-第32期(2024/01/01-2024/12/31)