株式会社京写は、世界トップクラスのシェアを誇る「片面プリント配線板」を主力とする電子部品メーカーです。
- 事業内容: プリント配線板(PCB)の設計・製造・販売、および電子部品の実装受託、実装搬送治具の製造。
- 主要製品: 片面・両面プリント配線板、高放熱金属基板(EV向け等)、実装関連製品。
- 主要顧客: 自動車関連、家電製品、事務機、通信機器メーカー。特定の顧客への依存度を下げるため、1社当たりの販売シェア10%を目安とする分散戦略をとっています。
- 競合環境: プリント配線板業界はグローバルな価格・技術競争が激しいものの、片面基板では世界最大級の生産能力を背景に、ニッチトップ戦略を展開しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-30 提出)収益性
営業利益率
4.9%
≧10%が優良
ROA
5.3%
≧5%が優良
ROE
6.6%
≧10%が優良
ROIC
4.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
6.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
18.2%
≧10%が優良
EPS成長率
1.1%
≧10%が優良
3行解説
- 増収増益の達成: 連結売上高は前年同期比6.7%増の262.3億円、親会社株主に帰属する当期純利益は1.6%増の6.1億円と堅調に推移。
- 地域別の明暗: 国内は自動車生産調整の影響で営業損失2.1億円と苦戦するも、中国事業が自動化によるコスト改善で利益11.7億円(68.9%増)と全体を牽引。
- 中期目標の下方修正: 市場環境の変化を受け、2026年3月期の売上目標を300億円から270億円へ下方修正。一方で営業利益目標16億円は据え置き、収益性重視へ舵を切る。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 1.8億円 / 予想: 16.0億円
-49.0%
売上高
実績: 61.2億円 / 予想: 270.0億円
-2.0%
2Q
営業利益
実績: 3.4億円 / 予想: 7.0億円
-49.2%
売上高
実績: 123.5億円 / 予想: 240.0億円
-3.6%
3Q
営業利益
実績: 5.6億円 / 予想: 7.0億円
-45.2%
売上高
実績: 185.3億円 / 予想: 240.0億円
-5.5%
3行解説
- 大幅減益の着地: 売上高は前年同期比5.5%減の185.26億円、営業利益は同45.2%減の5.56億円と、主力の海外事業の苦戦が響き大幅な減益となった。
- 国内は回復の兆し、海外は失速: 国内はメタル基板の受注増で営業損失が縮小したが、インドネシアが設備増強後の受注減で赤字転落、中国も事務機向け停滞で大幅減益と明暗が分かれた。
- 会計上の見積り変更による利益底上げ: 中国子会社の有形固定資産の耐用年数見直しにより、営業利益・経常利益ともに54百万円押し上げられたが、それを考慮しても実態の収益性は厳しい。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | -45.2% | +1.6% | -0.7% | +4.0% | — |
| 2025-11-14 | 2026年3月期 第2四半期 | -49.2% | +2.0% | -14.1% | -17.8% | -20.8% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | -49.0% | -0.2% | -15.1% | -12.6% | -15.2% |
| 2025-05-20 | 2025年3月期 通期 | +18.2% | -2.1% | -6.0% | -4.8% | -2.0% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | +10.1% | +2.2% | +6.2% | +3.5% | +4.9% |
有価証券報告書
2025-06-30 有価証券報告書-第67期(2024/04/01-2025/03/31)