日本電子材料株式会社(JEM)は、半導体検査用部品である「プローブカード」を主力製品とする電子部品メーカーです。
- 事業内容: 主に半導体の導通テストを行うための消耗品であるプローブカードの開発・製造・販売、および電子管部品(陰極等)の製造。
- 主要製品: カンチレバー型プローブカード、アドバンストプローブカード(垂直型、MEMS技術を用いたMタイプ)。特に生成AI向けの先端半導体(HBM:広帯域メモリー等)向け製品に強みを持ちます。
- 主要顧客: マイクロンメモリジャパン(売上構成比15.0%)、MICRON MEMORY TAIWAN(同14.6%)、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(同10.4%)など、大手メモリ・イメージセンサメーカーが中心。
- 競合環境: 微細化が進む半導体市場において、高度なMEMS技術と迅速な設計・供給体制が参入障壁となっています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
19.2%
≧10%が優良
ROA
12.3%
≧5%が優良
ROE
13.1%
≧10%が優良
ROIC
10.1%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
36.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
427.0%
≧10%が優良
EPS成長率
454.6%
≧10%が優良
3行解説
- 生成AI向け先端半導体需要の急拡大を捉え、売上高は前年比36.5%増、経常利益は同360.8%増と劇的な業績回復を達成。
- 熊本事業所への第4工場増設など、過去最大級の設備投資(約35億円)を断行し、中長期的なAI需要増への供給体制を強化。
- 急激な増収に伴い売上債権が約41億円増加したことで、営業キャッシュフローが純利益を下回る「成長痛」の状態にあるが、自己資本比率70%と財務は盤石。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-06 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 14.8億円 / 予想: 37.5億円
+25.0%
売上高
実績: 54.4億円 / 予想: 255.0億円
+8.9%
2Q
営業利益
実績: 26.6億円 / 予想: 48.0億円
+29.6%
売上高
実績: 123.2億円 / 予想: 265.0億円
+25.2%
3Q
営業利益
実績: 50.3億円 / 予想: 65.0億円
+77.5%
売上高
実績: 206.8億円 / 予想: 281.0億円
+40.3%
3行解説
- AI・HBM向けが爆発的成長: 生成AI用画像処理半導体や広帯域メモリー(HBM)向けプローブカードの需要が急拡大し、売上高40.3%増、営業利益77.5%増と驚異的な伸びを記録。
- 業績・配当の上方修正と大型投資: 好調な決算を受け通期予想と配当(年間70円→80円)を上方修正。さらに、次世代製品の増産に向けた125億円の大型新工場建設を発表し、強気の姿勢を鮮明にした。
- 利益率の劇的な改善: 売上増に加え、国内工場の高稼働率が寄与し、営業利益率は前年同期の19.2%から24.3%へと大きく跳ね上がった。
書類一覧
ハイライトされた行が、現在の概要カードに表示されている最新の有報・短信です。
短信
2026-02-06 2026-03 第3四半期 2026年3月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結)
短信
2025-11-07 2026-03 第2四半期 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](連結)
短信
2025-08-07 2026-03 第1四半期 2026年3月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)
有報
2025-06-24 2025-03 期末 有価証券報告書-第66期(2024/04/01-2025/03/31)
短信
2025-05-14 2025-03 通期 2025年3月期 決算短信[日本基準](連結)
短信
2025-02-07 2025-03 第3四半期 2025年3月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結)