日産車体株式会社は、日産自動車グループにおいて商用車(LCV)、プレミアムカー、特装車の開発から生産までを一貫して担う完成車メーカーです。主要製品は「キャラバン」「NV200バネット」などの商用車、および海外向けの「パトロール」「インフィニティQX80」などの大型SUVです。売上高の97.7%を親会社の日産自動車に依存する構造となっており、生産拠点の海外移転やグループ内の車種戦略が同社の業績に直結する競合・市場環境にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
1.5%
≧10%が優良
ROA
1.9%
≧5%が優良
ROE
1.7%
≧10%が優良
ROIC
2.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
16.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
425.7%
≧10%が優良
EPS成長率
643.9%
≧10%が優良
3行解説
- 新型「インフィニティQX80」や「パトロール」等の投入により、売上高は前年比16.4%増の3,505億円、純利益は同6.4倍の30億円と急回復。
- 営業キャッシュ・フロー(89億円)は純利益を大きく上回り、グループ内貸付金の回収(700億円)により期末現預金は930億円と極めて潤沢。
- 日産自動車への売上依存度が97.7%と極めて高く、低ROE(1.73%)と親会社の生産戦略に左右される構造的リスクが課題。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 22.3億円 / 予想: 69.0億円
—
売上高
実績: 878.8億円 / 予想: 3981.0億円
+35.0%
2Q
営業利益
実績: 55.5億円 / 予想: 69.0億円
—
売上高
実績: 1861.9億円 / 予想: 3981.0億円
+26.8%
3Q
営業利益
実績: 102.7億円 / 予想: 135.0億円
+356.4%
売上高
実績: 2908.8億円 / 予想: 4027.0億円
+15.8%
通期
営業利益
実績: 141.6億円 / 予想: 未開示
+175.1%
売上高
実績: 4038.0億円 / 予想: 未開示
+15.2%
3行解説
- 新型「パトロール」「アルマダ」の生産開始に伴う販売台数増加(前年同期比5.6%増)により、売上高は4,038億円(15.2%増)、営業利益は141億円(175.1%増)と大幅な増収増益を達成。
- 湘南工場のサービス部品生産への事業転換に伴い、減損損失28億円や約800人を対象とした人事施策費用21億円などの特別損失を計上し、構造改革を断行。
- 次期(2027年3月期)はさらなる新型車の生産開始を見込み、売上高4,480億円、親会社株主に帰属する当期純利益140億円(103.1%増)と強気の見通しを公表。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | +175.1% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | +356.4% | -1.2% | +2.0% | -0.7% | — |
| 2025-11-06 | 2026年3月期 第2四半期 | — | -4.0% | -3.2% | -3.6% | -5.5% |
| 2025-07-30 | 2026年3月期 第1四半期 | — | -0.1% | +0.5% | +0.5% | +8.1% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +425.7% | -2.4% | -1.0% | -3.7% | -2.8% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | -24.8% | -0.9% | +2.0% | +4.5% | +2.9% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第102期(2024/04/01-2025/03/31)