本田技研工業株式会社(ホンダ)は、二輪車、四輪車、パワープロダクツ、および航空機(ホンダジェット)等の多角的事業を展開する世界的な総合モビリティメーカーです。二輪事業では世界トップのシェアを誇り、金融サービス事業も大きな収益基盤となっています。近年は「2050年カーボンニュートラル」を掲げ、EV(電気自動車)や燃料電池車、全固体電池などの次世代技術開発に注力しています。競合環境としては、トヨタ等の既存メーカーに加え、中国勢を筆頭とするEV新興メーカーとの激しい競争にさらされています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-18 提出)収益性
営業利益率
5.6%
≧10%が優良
ROA
4.0%
≧5%が優良
ROE
6.7%
≧10%が優良
ROIC
6.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
6.2%
≧10%が優良
営業利益成長率
-12.2%
≧10%が優良
EPS成長率
-20.8%
≧10%が優良
3行解説
- 連結売上収益は二輪事業の好調により前年比6.2%増の21兆6,887億円と増収を確保したが、四輪事業の品質保証費用の増加等が響き、営業利益は12.2%減の1兆2,134億円となった。
- 二輪事業が営業利益6,634億円(前年比19.3%増)と全社の稼ぎ頭として牽引する一方、四輪事業は製品保証見積変更(1,276億円)や中国市場の苦戦により利益が半減した。
- 株主還元は極めて意欲的で、当期7,223億円の自己株式取得を実施。新たに「DOE(調整後親会社所有者帰属持分配当率)」を導入し、業績に左右されない安定的な還元姿勢を鮮明にしている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 13:25 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 2441.7億円 / 予想: 7000.0億円
-49.6%
売上高
実績: 5.3兆円 / 予想: 21.1兆円
-1.2%
2Q
営業利益
実績: 4381.4億円 / 予想: 5500.0億円
-41.0%
売上高
実績: 10.6兆円 / 予想: 20.7兆円
-1.5%
3Q
営業利益
実績: 5915.1億円 / 予想: 5500.0億円
-48.1%
売上高
実績: 16.0兆円 / 予想: 21.1兆円
-2.2%
通期
営業利益
実績: -4143.5億円 / 予想: 未開示
—
売上高
実績: 21.8兆円 / 予想: 未開示
+0.5%
3行解説
- 2026年3月期は、北米のEV市場減速や戦略見直しに伴い、EV関連の減損損失や引当金繰入など一過性費用を約1.6兆円計上し、4,143億円の営業赤字に転落した。
- 二輪事業は営業利益7,319億円(前期比10.3%増)と極めて好調に推移し、グループ全体のキャッシュフローを下支えする収益柱としての存在感が際立った。
- 2027年3月期は、巨額のEV関連損失の一巡により営業利益5,000億円への黒字転換を見込むが、米国の政策動向や中国市場での競争激化が依然として不透明要因。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | — | — | — | — | — |
| 2026-02-10 | 2026年3月期 第3四半期 | -48.1% | +0.2% | -3.4% | -7.9% | — |
| 2025-11-07 | 2026年3月期 第2四半期 | -41.0% | +2.2% | -1.4% | -4.0% | -6.2% |
| 2025-08-06 | 2026年3月期 第1四半期 | -49.6% | +0.5% | +0.9% | +3.6% | -7.2% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | -12.2% | -0.1% | -4.3% | -7.4% | -0.7% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | +5.9% | +1.0% | -2.7% | +4.6% | +2.9% |
有価証券報告書
2025-06-18 有価証券報告書-第101期(2024/04/01-2025/03/31)