白銅株式会社(以下、当社)は、アルミニウム、伸銅、ステンレス等の非鉄金属材料およびプラスチック材料の加工・販売を主業とする素材商社です。約5,500品目の標準在庫を持ち、顧客の注文に応じて切断・フライス加工を行い短納期で配送するビジネスモデル(「白銅ネットサービス」等)に強みがあります。主要顧客は半導体製造装置、FPD製造装置、航空・宇宙、自動車業界等多岐にわたります。競合環境としては、加工機能とIT基盤(DX)を組み合わせた独自の在庫・物流網により、単なる素材卸にとどまらない付加価値を提供しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
4.5%
≧10%が優良
ROA
6.9%
≧5%が優良
ROE
9.7%
≧10%が優良
ROIC
8.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
16.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
18.2%
≧10%が優良
EPS成長率
16.7%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は生成AI関連や中国向けの半導体製造装置需要の回復により、前期比16.0%増の664.1億円と大幅な増収を達成した。
- 中期経営計画「STEP」を公表し、2027年度に売上高1,041億円、経常利益60億円を目指す野心的な成長戦略を掲げている。
- 北米セグメントの赤字拡大(2.8億円の損失)が足かせだが、米国孫会社の100%子会社化を決定するなど、海外展開への攻めの投資を継続している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-10 15:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 3.9億円 / 予想: 24.5億円
-55.6%
売上高
実績: 170.6億円 / 予想: 672.0億円
+8.3%
2Q
営業利益
実績: 10.1億円 / 予想: 24.5億円
-36.0%
売上高
実績: 327.0億円 / 予想: 672.0億円
+0.6%
3Q
営業利益
実績: 19.5億円 / 予想: 26.9億円
-11.7%
売上高
実績: 496.8億円 / 予想: 680.0億円
-0.9%
3行解説
- 減収減益の着地: 生成AI向け需要は堅調なものの、スマホ・PC・EV向けの低迷や中国市場の回復遅れにより、営業利益は前年同期比11.7%減の19.5億円に沈んだ。
- 海外セグメントの苦戦: 北米(営業損失5,400万円)と中国(営業損失600万円)の両地域で赤字を計上しており、海外展開の収益化が足元の大きな課題となっている。
- 通期下方修正と投資負担: 工場新設・増床に伴う固定費増加が利益を圧迫しており、同日に通期業績予想の下方修正(営業利益マイナス9.8%)を発表、期待された回復シナリオが後退した。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-10 | 2026年3月期 第3四半期 | -11.7% | +5.4% | +4.3% | +10.1% | — |
| 2025-11-12 | 2026年3月期 第2四半期 | -36.0% | -0.3% | +1.1% | -3.5% | +0.6% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | -55.6% | -10.7% | -15.4% | -15.9% | -21.4% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +18.2% | +4.8% | +3.0% | +2.0% | +5.8% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | +17.2% | +0.7% | -3.8% | -0.7% | -6.6% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第76期(2024/04/01-2025/03/31)