NIPPON EXPRESSホールディングス(以下、NXグループ)は、鉄道、トラック、船舶、航空を利用した「ロジスティクス事業」を主軸とする、日本最大級かつ世界有数の総合物流企業です。
- 事業内容: 国内外の貨物輸送、倉庫管理に加え、専門性の高い「警備輸送」「重量品建設」および「物流サポート(商社・不動産・リース等)」を展開。
- 主要製品・サービス: 航空・海運フォワーディング、コントラクトロジスティクス(3PL)、現金・貴重品輸送、プラント建設輸送。
- 主要顧客: 電気電子、自動車、ライフスタイル、ヘルスケア、半導体産業のグローバル企業。
- 競合環境: DHL、Kuehne + Nagel、DSVなどのグローバルメガフォワーダーが競合。国内では日立物流(現ロジスティード)やSGホールディングス等と競合するが、海外ネットワークの広さで優位性を持つ。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-25 提出)収益性
営業利益率
2.0%
≧10%が優良
ROA
2.2%
≧5%が優良
ROE
0.3%
≧10%が優良
ROIC
1.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-0.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
4.9%
≧10%が優良
EPS成長率
-91.1%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は2兆5,748億円とほぼ横ばいだが、親会社株主帰属利益は欧州での多額の減損損失により、前期比91.5%減の26億円と大幅減益。
- 大型M&A(cargo-partner、Simon Hegele)を推進しグローバル展開を加速するも、欧州事業の収益性低下と金利上昇に伴うのれん等の減損(592億円)が足を引っ張る形。
- 当期利益は激減したものの、営業CFは2,086億円と堅調であり、年間100円配当(分割後)と約500億円の自社株買いを行うなど、株主還元姿勢を極めて強力に維持。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-05-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 149.7億円 / 予想: 1000.0億円
+32.3%
売上高
実績: 6523.4億円 / 予想: 2.7兆円
+1.1%
3行解説
- 第1四半期の連結営業利益は149億円(前年同期比32.3%増)と大幅増益で着地。日本セグメントの料金改定や航空貨物の堅調な動きが寄与した。
- 第2四半期累計の業績予想を下方修正し、営業利益を450億円から430億円に引き下げ。物流コストの増加やサプライチェーンの混乱を背景に、足元の収益性に慎重な見方を示した。
- 地政学リスク(中東情勢)に伴う輸送ルートの迂回や燃料費高騰が物流コストを押し上げる一方、日本国内の構造改革による増益効果が鮮明となっている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年12月期 第1四半期 | +32.3% | — | — | — | — |
| 2026-02-13 | 2025年12月期 通期 | +4.9% | -1.7% | -0.9% | +4.4% | — |
| 2025-11-12 | 2025年12月期 第3四半期 | +9.0% | -1.5% | +0.4% | -3.4% | -3.8% |
| 2025-08-08 | 2025年12月期 第2四半期 | +50.7% | -1.0% | -13.2% | -4.7% | -10.1% |
| 2025-05-13 | 2025年12月期 第1四半期 | +234.1% | -0.9% | +1.8% | +4.8% | +20.9% |
| 2025-02-14 | 2024年12月期 通期 | -18.3% | -0.7% | +6.2% | +8.7% | +8.8% |
有価証券報告書
2026-03-25 有価証券報告書-第4期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-28 有価証券報告書-第3期(2024/01/01-2024/12/31)