東京汽船株式会社は、横浜港・川崎港・千葉港・横須賀港など東京湾全域で曳船(タグボート)サービスを提供する、国内最大手の曳船事業者です。
- 主要サービス:主力は船舶の離着桟を補助する「曳船事業」であり、東京湾内の高いシェアを誇ります。その他、久里浜〜金谷間の「旅客船事業(カーフェリー)」、売店・食堂事業を展開しています。
- 主要顧客:東京湾海事事業協同組合(売上比率10.96%)をはじめ、海運各社や石油精製会社などが主な取引先です。
- 競合環境:曳船業は免許制から登録制に移行したものの、参入障壁は依然として高く、安定した地位を築いています。しかし、近年は洋上風力発電交通船(CTV)などの新分野で新たな競争に直面しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
-4.2%
≧10%が優良
ROA
-1.7%
≧5%が優良
ROE
8.6%
≧10%が優良
ROIC
-1.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-3.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
-239.0%
≧10%が優良
EPS成長率
256.9%
≧10%が優良
3行解説
- 本業は燃料費高騰や東京湾への入港船舶数減少で5.11億円の営業赤字に転落したが、政策保有株式の売却等により純利益は20.44億円と過去最高益を記録。
- 持分法適用会社による土地・建物売却により、次期(2026年3月期)第3四半期以降に約44億円の持分法投資利益を営業外収益に計上する見込み。
- 伝統的な曳船事業が成熟期にある中、成長資金を確保し、洋上風力発電関連(CTV/SOV)や脱炭素化船(電気推進船)への投資を加速させる構造改革期にある。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 17:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -0.1億円 / 予想: 1.4億円
+92.0%
売上高
実績: 34.2億円 / 予想: 127.4億円
+19.5%
2Q
営業利益
実績: 0.4億円 / 予想: 0.1億円
—
売上高
実績: 68.1億円 / 予想: 130.9億円
+14.0%
3Q
営業利益
実績: -0.2億円 / 予想: 0.1億円
+86.5%
売上高
実績: 99.7億円 / 予想: 130.9億円
+9.1%
3行解説
- 主力事業の黒字化: 2025年5月の料率改定効果により、主力の曳船事業のセグメント利益が前年同期の赤字から1.13億円の黒字へ転換し、営業損益が大幅に改善。
- 第4四半期に巨額の特別利益: 子会社合併に伴う不動産売却により、通期で約75億円の固定資産売却益を計上予定。純利益55.4億円という過去最高水準の計画に向けた進捗は計画通り。
- 成長投資と構造改革の並行: 洋上風力発電向け(CTV)事業への投資を加速させる一方、採算の低い旅客船事業の一部を持分法適用会社へ移管するなど、事業ポートフォリオの刷新を急いでいる。
書類一覧
ハイライトされた行が、現在の概要カードに表示されている最新の有報・短信です。
短信
2026-02-13 2026-03 第3四半期 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-11-12 2026-03 第2四半期 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-08-12 2026-03 第1四半期 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
有報
2025-06-24 2025-03 期末 有価証券報告書-第87期(2024/04/01-2025/03/31)
短信
2025-05-15 2025-03 通期 2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-02-13 2025-03 第3四半期 2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)