因幡電機産業株式会社は、「電設資材事業」「産業機器事業」「自社製品事業」の3つを柱とする「技術商社兼メーカー」です。
- 事業内容: 住宅・ビル向けの電気設備資材、工場向けの制御機器・FA関連機器の卸売に加え、空調部材や表示灯(パトライト)などの開発・製造を行っています。
- 主要製品: 電線ケーブル、照明器具、空調用被覆銅管(因幡電工ブランド)、回転灯・表示灯(パトライトブランド)など。
- 主要顧客: 電気工事業者、電設資材販売店、製造業メーカーなど。
- 競合環境: 卸売では地場・大手の電設資材商社と競合しますが、空調部材や表示灯などの特定ニッチ分野(自社製品)においては、高い市場シェアと「因幡電工」という強力なブランド力を有しており、高い参入障壁を築いています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
6.7%
≧10%が優良
ROA
9.4%
≧5%が優良
ROE
11.2%
≧10%が優良
ROIC
10.4%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
11.2%
≧10%が優良
営業利益成長率
19.9%
≧10%が優良
EPS成長率
19.5%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高3,840億円、純利益187億円と過去最高業績を更新。銅価格高騰による単価上昇と空調部材の好調が牽引した。
- ROEは11.2%へ上昇し、自己資本比率61.8%と強固な財務基盤を維持しつつ、配当140円(総還元性向目標60%程度)と還元姿勢を強化。
- 商社機能に加え、高利益率の自社製品(PB)開発と北米・欧州へのグローバル展開を加速させており、収益構造の質的向上が継続している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-01-30 11:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 56.8億円 / 予想: 267.0億円
+4.7%
売上高
実績: 875.0億円 / 予想: 3920.0億円
+6.6%
2Q
営業利益
実績: 140.5億円 / 予想: 267.0億円
+18.8%
売上高
実績: 1922.5億円 / 予想: 3920.0億円
+7.0%
3Q
営業利益
実績: 208.3億円 / 予想: 267.0億円
+20.2%
売上高
実績: 2916.1億円 / 予想: 3920.0億円
+6.9%
3行解説
- 第3四半期として過去最高業績を更新: 売上高は前年同期比6.9%増、営業利益は20.2%増と大幅な増益を達成し、極めて堅調。
- 利益率の改善が顕著: 物流コスト上昇等の影響をこなし、電設資材の価格転嫁や自社製品の底堅い需要により、利益成長が売上成長を大きく上回る。
- 高い進捗率と株主還元の強化: 通期計画に対し各段階利益が8割前後の進捗に達しており、12月の株式分割(1→2株)や自己株式取得など資本効率を意識した動きが目立つ。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | +20.2% | -1.7% | -1.2% | -1.0% | +1.3% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | +18.8% | +6.0% | +6.9% | -42.3% | -43.3% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | +4.7% | -5.4% | -2.1% | -5.0% | -4.8% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | +19.9% | +0.4% | +0.7% | +0.3% | +3.7% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | +15.4% | -1.3% | +4.1% | +8.6% | +5.3% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第77期(2024/04/01-2025/03/31)