鹿島建設株式会社は、1840年創業の大手総合建設会社(スーパーゼネコン)です。土木、建築、不動産開発を核とし、国内のみならず北米、欧州、アジア、大洋州でグローバルに事業を展開しています。
- 主要事業: 土木事業(ダム、トンネル等)、建築事業(オフィスビル、工場等)、開発事業(不動産開発、設計・エンジニアリング)。
- 競合環境: 大林組、大成建設、清水建設等の大手ゼネコンと国内受注を競う一方、海外では現地の有力建設会社やグローバル企業と競合しています。
- 強み: 自動化施工システム「A4CSEL」に代表される高い技術開発力、米国の医療・教育分野に強みを持つ建設会社の買収など、高成長・高付加価値分野への戦略的投資。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
5.2%
≧10%が優良
ROA
4.6%
≧5%が優良
ROE
10.1%
≧10%が優良
ROIC
5.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
9.3%
≧10%が優良
営業利益成長率
11.5%
≧10%が優良
EPS成長率
11.6%
≧10%が優良
3行解説
- 連結売上高は前期比9.3%増の2兆9,118億円と過去最高を更新。海外事業と国内土木の利益伸長が牽引し、ROEは10.2%と目標の10%超を達成。
- 株主還元を大幅に強化。総還元性向40%を目安とし、当期300億円の自己株式取得を実施、次期も200億円の取得を公表するなど、資本効率向上への強い意欲。
- 懸念点は営業キャッシュ・フローの縮小(前期1,237億円→当期306億円)。大型工事の進捗に伴う売上債権の1,212億円増加が主な要因で、資金効率の注視が必要。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 12:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 375.7億円 / 予想: 1590.0億円
+48.7%
売上高
実績: 6496.2億円 / 予想: 3.0兆円
+5.9%
2Q
営業利益
実績: 1086.7億円 / 予想: 2020.0億円
+126.0%
売上高
実績: 1.4兆円 / 予想: 3.0兆円
+3.9%
3Q
営業利益
実績: 1718.1億円 / 予想: 2280.0億円
+81.6%
売上高
実績: 2.1兆円 / 予想: 3.0兆円
+5.9%
通期
営業利益
実績: 2407.8億円 / 予想: 未開示
+58.5%
売上高
実績: 3.1兆円 / 予想: 未開示
+5.3%
3行解説
- 2026年3月期(前期)は、国内土木・建築事業での採算性が劇的に向上し、営業利益が前年比58.5%増の2,407億円と大幅な増益を達成。
- 配当を前期実績の104円から146円(42円増配)へと大幅に引き上げ、さらに400億円規模の自己株式取得を発表するなど、株主還元姿勢を鮮明化。
- 次期(2027年3月期)予想は、前期の好採算案件の反動を見込み、売上高2兆9,000億円(5.5%減)、営業利益2,000億円(16.9%減)と慎重な減収減益見通し。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | +58.5% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | +81.6% | -1.8% | -8.3% | -15.1% | — |
| 2025-11-11 | 2026年3月期 第2四半期 | +126.0% | +8.7% | +7.2% | +9.3% | +12.3% |
| 2025-08-06 | 2026年3月期 第1四半期 | +48.7% | +4.4% | +3.1% | +8.4% | +4.5% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +11.5% | +0.3% | +3.6% | +4.4% | +5.0% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | -7.4% | -0.7% | +10.9% | +7.3% | +17.8% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第128期(2024/04/01-2025/03/31)