株式会社柿安本店は、1871年創業の老舗食品企業であり、「精肉」「惣菜(柿安ダイニング等)」「和菓子(口福堂)」「レストラン」「食品(しぐれ煮等)」の5つのドメインで事業を展開しています。松阪牛をはじめとする高品質な肉文化を核とし、製造から販売までを一貫して行う垂直統合型モデルが特徴です。主要顧客は百貨店やショッピングセンターを利用する一般消費者であり、デパ地下惣菜市場では強力なブランド力を有していますが、原材料費高騰や外食・中食の競合激化に直面しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-04 期末、2025-07-25 提出)収益性
営業利益率
4.2%
≧10%が優良
ROA
7.3%
≧5%が優良
ROE
4.3%
≧10%が優良
ROIC
5.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-2.6%
≧10%が優良
営業利益成長率
-31.8%
≧10%が優良
EPS成長率
-46.5%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年4月期は、原材料・エネルギー価格の高騰と人件費増が響き、営業利益が15億円(前期比31.8%減)と大幅な減益決算。
- 創業家資産管理会社のM&Aを通じた実質的な自己株式取得(約23.8億円)を実施し、資本効率の向上を図る一方、現金預金が大幅に減少。
- 配当は85円を維持したものの、連結配当性向は118.9%に達しており、収益性の回復が株主還元維持の急務となっている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-04 第3四半期 、2026-03-12 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 2.4億円 / 予想: 15.0億円
-4.8%
売上高
実績: 86.6億円 / 予想: 364.0億円
+0.4%
2Q
営業利益
実績: 3.2億円 / 予想: 15.0億円
-5.5%
売上高
実績: 170.5億円 / 予想: 364.0億円
+1.4%
3Q
営業利益
実績: 13.4億円 / 予想: 15.0億円
-6.2%
売上高
実績: 279.4億円 / 予想: 364.0億円
+0.7%
3行解説
- 増収減益の着地だが、精肉事業が利益を牽引: 売上高は前年同期比0.7%増の279.38億円、営業利益は同6.2%減の13.43億円。原材料高や人件費増が響くも、主力事業の収益性は底堅い。
- 精肉事業の利益率が大幅改善: 同セグメントの利益は前年同期比26.8%増と急伸。年末年始の「松阪牛福袋」など、高付加価値商品の販売施策が奏功した。
- 利益進捗率が極めて高く、通期計画超過の期待: 営業利益の通期計画に対する進捗率は89.5%に達しており、会社側の予想(前期比横ばい)に対して上振れ着地する可能性が濃厚。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-12 | 2026年4月期 第3四半期 | -6.2% | -0.1% | +1.7% | — | — |
| 2025-12-11 | 2026年4月期 第2四半期 | -5.5% | -0.1% | +0.9% | -4.1% | -5.5% |
| 2025-09-08 | 2026年4月期 第1四半期 | -4.8% | -1.0% | -2.2% | -7.8% | -10.1% |
| 2025-06-10 | 2025年4月期 通期 | -31.8% | -0.3% | -4.1% | -4.7% | -7.8% |
| 2025-03-13 | 2025年4月期 第3四半期 | -21.9% | -2.2% | -1.7% | +8.9% | -8.3% |
有価証券報告書
2025-07-25 有価証券報告書-第57期(2024/05/01-2025/04/30)