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杏林製薬

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4569 プライム

杏林製薬株式会社(2023年4月にキョーリン製薬ホールディングスから商号変更)は、新薬事業を中核とする医薬品メーカーです。

  • 事業内容: 医療用医薬品の製造・販売を主軸とし、特に「呼吸器」「耳鼻科」「泌尿器」の3領域に注力しています。
  • 主要製品: 過活動膀胱治療剤「ベオーバ」、抗菌剤「ラスビック」、喘息治療配合剤「フルティフォーム」など。
  • 主要顧客: アルフレッサ ホールディングス(売上比率16.5%)、メディパルホールディングス(16.3%)、スズケン(13.8%)など、大手医薬品卸への販売が中心です。
  • 競合環境: 薬価改定(当期は7%台の影響)による市場圧縮に加え、特許切れに伴うジェネリック医薬品の参入や、長期収載品に対する選定療養制度の影響など、厳しい環境にあります。

市場ポジション

プライム市場 / 医薬品

市場内 業種内

最新の有価証券報告書サマリー

出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-19 提出)

収益性

営業利益率

9.7%

≧10%が優良

ROA

6.8%

≧5%が優良

ROE

6.8%

≧10%が優良

ROIC

5.4%

≧7%が優良

成長性

売上高成長率

8.8%

≧10%が優良

営業利益成長率

101.6%

≧10%が優良

EPS成長率

65.8%

≧10%が優良

3行解説

  1. 大幅な増益: 自社創製化合物の導出に伴う一時金(約82億円)の計上と新薬の伸長により、営業利益は前期比101.6%増の125億円と急拡大。
  2. 積極的な株主還元: 年間配当を57円(特別配当5円含む)へ増額し、発行済株式総数の7.2%に相当する大規模な自己株式消却を実施。
  3. キャッシュフローと在庫の課題: 安定供給確保を優先した原材料等の積み増しにより、棚卸資産が123億円増加。営業CFが大幅に抑制されている点は留意が必要。

最新の決算短信サマリー

出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-12 15:30 提出)

進捗

1Q
営業利益
+105.9%
売上高
+6.4%
2Q
営業利益
-12.0%
売上高
+6.5%
3Q
営業利益
+48.0%
売上高
+3.6%
通期
営業利益
-71.6%
売上高
-2.9%

3行解説

  • 2026年3月期は、前期の海外導出契約一時金の反動減や研究開発費の増加により、営業利益が前期比71.6%減の35億円と大幅な減益で着地した。
  • 後発医薬品事業(AGを除く)を2027年4月に新会社「株式会社医薬品共創機構」へ承継することを決定し、新薬への経営資源集中を鮮明にした。
  • 2027年3月期も薬価改定の影響や販管費負担により、売上高3.5%減、営業利益43.9%減、配当は年間25円(前期比32円減)と厳しい見通し。

決算短信と発表後の株価反応

株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)

提出日 決算短信 営業利益 前年同期比 当日 1週間 1ヶ月 2ヶ月
2026-05-12 2026年3月期 通期 -71.6% -1.1%
2026-02-04 2026年3月期 第3四半期 +48.0% +0.4% -4.5% -0.5% +3.7%
2025-11-07 2026年3月期 第2四半期 -12.0% +1.4% -0.1% +5.3% +5.2%
2025-07-31 2026年3月期 第1四半期 +105.9% -0.8% -0.0% -4.5% -9.1%
2025-05-12 2025年3月期 通期 +101.6% -2.3% -1.7% -1.3% -2.5%
2025-02-05 2025年3月期 第3四半期 -35.1% -0.8% -4.5% +12.6% +11.9%