AGC株式会社(旧 旭硝子)は、建築・自動車用ガラス、電子部材(ディスプレイ用ガラス・半導体関連)、化学品(フッ素製品・塩化ビニル)、およびライフサイエンス(医農薬受託製造)を主力とする世界最大級の素材メーカーです。
- 主要製品・サービス: 低放射(Low-E)ガラス、車載ディスプレイ用カバーガラス、EUV露光用フォトマスクブランクス、バイオ医薬品CDMOサービス。
- 主要顧客: 自動車メーカー、大手ゼネコン、半導体メーカー、製薬会社。
- 競合環境: ガラス分野では仏サンゴバンや日本板硝子、電子分野ではコーニング、化学分野では信越化学工業などと競合。現在は「両利きの経営」を掲げ、安定的なコア事業から成長事業(半導体・ライフサイエンス)への資源シフトを加速させています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-24 提出)収益性
営業利益率
6.2%
≧10%が優良
ROA
4.4%
≧5%が優良
ROE
4.7%
≧10%が優良
ROIC
5.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-0.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
1.3%
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 業績の回復と修正: 前期の赤字からV字回復を遂げたものの(純利益692億円)、中国・欧州の低迷とライフサイエンスの苦戦を受け、2026年中計の目標を大幅に下方修正。
- セグメントの明暗: オートモーティブ事業がROCE10%超えと好調を維持する一方、ライフサイエンス事業は動物細胞分野の受注遅延により、黒字化の見通しを2027年まで先送り。
- 投資フェーズの転換: 2025年まで続いた年2,000億円超の大規模設備投資が一段落し、今後は新規投資を抑制。既存設備の回収(ROCE改善)によるキャッシュフロー創出へ舵を切る。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-05-12 13:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 384.7億円 / 予想: 1500.0億円
+48.9%
売上高
実績: 5379.6億円 / 予想: 2.2兆円
+7.7%
3行解説
- 第1四半期(1Q)の連結営業利益は384億円(前年同期比48.9%増)と大幅な増益を達成し、親会社の所有者に帰属する四半期純利益は前年同期の約3.4倍となる228億円へ急拡大した。
- セグメント別では、建築ガラス事業が赤字から黒字に転換(46億円の利益)し、化学品事業が37.3%増益となるなど、主力事業が軒並み回復傾向にある。
- 事業構造改善費用として46億円の特別損失的な費用を計上しつつも、円安に伴う為替差益や各事業の収益性改善により、通期計画に対して順調な滑り出しとなった。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-12 | 2026年12月期 第1四半期 | +48.9% | — | — | — | — |
| 2026-02-06 | 2025年12月期 通期 | +1.3% | -0.9% | -0.9% | -3.7% | -8.5% |
| 2025-11-05 | 2025年12月期 第3四半期 | +0.9% | +6.7% | +7.7% | +5.9% | +2.4% |
| 2025-08-01 | 2025年12月期 第2四半期 | -4.7% | -1.0% | -0.8% | -1.5% | -0.5% |
| 2025-05-12 | 2025年12月期 第1四半期 | +7.0% | -2.3% | -3.6% | -4.7% | -4.3% |
| 2025-02-07 | 2024年12月期 通期 | -2.3% | -4.2% | -1.0% | +9.7% | +4.4% |
有価証券報告書
2026-03-24 有価証券報告書-第101期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-28 有価証券報告書-第100期(2024/01/01-2024/12/31)