大阪製鐵株式会社は、日本製鉄グループの中核を担う電炉メーカーです(日本製鉄が議決権の66.3%を保有)。主な事業は、アングル(等辺山形鋼)、チャンネル(溝形鋼)、フラットバー(平鋼)などの一般形鋼や、建設用・産業機械用の鋼材、鉄道用レールの製造・販売です。
- 主要製品: 形鋼、棒鋼、平鋼、鋼片(ビレット)、および鉄鋼加工品。
- 主要顧客: 日鉄物産(売上構成比23.9%)、インドネシアの販売合弁会社(同20.8%)、エムエム建材(同12.1%)。
- 競合環境: 国内の普通鋼電炉業界は供給過剰構造にあり、原料の鉄スクラップ価格や電気代などのエネルギーコスト上昇の影響を受けやすい環境にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
4.6%
≧10%が優良
ROA
2.6%
≧5%が優良
ROE
2.1%
≧10%が優良
ROIC
1.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-0.6%
≧10%が優良
営業利益成長率
-24.0%
≧10%が優良
EPS成長率
3.4%
≧10%が優良
3行解説
- 国内建設需要の低迷とコスト高により経常利益が前年比22.1%減の49億円となる一方、ROE向上に向けた2027年度目標「ROE 5%程度」の策定と積極的な還元姿勢への転換を明示した。
- インドネシア合弁事業(KOS社)が債務超過に陥っており、撤退時には最大で200億円規模の損失が発生するリスクを抱えている。
- 総額300億円を上限とする追加の株主還元策を打ち出し、2025年4月には220億円の自己株式公開買付けを完了させるなど、資本効率の是正に向けた動きが急ピッチで進んでいる。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-05 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -4.8億円 / 予想: 18.0億円
—
売上高
実績: 257.7億円 / 予想: 1050.0億円
-18.5%
2Q
営業利益
実績: -1.7億円 / 予想: 18.0億円
—
売上高
実績: 486.4億円 / 予想: 1050.0億円
-18.9%
3Q
営業利益
実績: -2.5億円 / 予想: 0.0億円
—
売上高
実績: 719.0億円 / 予想: 980.0億円
-18.4%
3行解説
- 業績悪化と赤字転落: 国内建設需要の低迷と原料スクラップ価格の上昇、インドネシア事業の苦戦により、第3四半期累計の営業損益は2.5億円の赤字(前年同期は33.6億円の黒字)に転落した。
- インドネシア事業からの撤退決定: 連結子会社PT. KRAKATAU OSAKA STEEL(KOS)の事業停止と撤退を1月23日に発表。長年の赤字構造に歯止めをかける決断を下したが、撤退損失額は現時点の予想に未反映。
- 無配への転落: 業績悪化および財務状況を鑑み、期末配当予想を19円から「無配」に修正。年間配当も0円(前期は34円)となり、株主還元面で強いネガティブサプライズとなった。
書類一覧
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短信
2026-02-05 2026-03 第3四半期 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-10-30 2026-03 第2四半期 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-07-30 2026-03 第1四半期 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
有報
2025-06-24 2025-03 期末 有価証券報告書-第47期(2024/04/01-2025/03/31)
短信
2025-04-28 2025-03 通期 2025年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
短信
2025-01-31 2025-03 第3四半期 2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)