中部鋼鈑株式会社は、鉄スクラップを主原料として電気炉で厚板(あついた)製品を製造・販売する独立系の電炉厚板専業メーカーです。建設機械、産業機械、建築・土木向けを主力とし、主要顧客には株式会社メタルワン(売上高の10.7%)、阪和興業株式会社(11.5%)、日鉄物産株式会社(10.4%)などの大手鉄鋼商社が名を連ねます。競合環境としては、国内高炉メーカーがメインプレイヤーである厚板市場において、電炉特有の多品種・小ロット・短納期対応を強みとしています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-20 提出)収益性
営業利益率
5.3%
≧10%が優良
ROA
3.0%
≧5%が優良
ROE
2.3%
≧10%が優良
ROIC
2.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-24.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
-74.1%
≧10%が優良
EPS成長率
-75.3%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期は、2025年1月に発生した製鋼工場の事故に伴う操業停止と需要低迷が重なり、純利益は前年比75.7%減の17.3億円と大幅減益。
- 業績悪化の一方で自己資本比率は89.0%に上昇し、24中期経営計画に基づく「DOE(自己資本配当率)3.5%」を維持、配当性向は196.4%に達した。
- 事故による棚卸資産の圧縮と売上債権の回収が進んだ結果、営業キャッシュフローは215億円の大幅プラスとなり、手元流動性は極めて潤沢。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-12 15:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 3.4億円 / 予想: 50.0億円
-87.9%
売上高
実績: 120.4億円 / 予想: 611.0億円
-31.1%
2Q
営業利益
実績: 5.6億円 / 予想: 23.0億円
-84.6%
売上高
実績: 232.6億円 / 予想: 528.0億円
-23.8%
3Q
営業利益
実績: 7.3億円 / 予想: 23.0億円
-79.9%
売上高
実績: 368.1億円 / 予想: 528.0億円
-13.9%
通期
営業利益
実績: 9.2億円 / 予想: 未開示
-65.9%
売上高
実績: 511.0億円 / 予想: 未開示
+0.1%
3行解説
- 主力の鉄鋼関連事業において、前期の溶鋼漏れ事故から生産・受注活動が正常化し販売数量が増加したものの、鉄鋼市況の悪化によるメタルスプレッド(製品価格と原料価格の差)の縮小が響き、営業利益は前期比65.9%減の9.2億円と大幅な減益となった。
- 営業キャッシュ・フローが前期の215.2億円の黒字から58.3億円の赤字へ急転。売上債権の増加(57.6億円)や棚卸資産の積み増し(50.8億円)といった運転資本の負担増が主な要因。
- 2027年3月期の通期予想は、新電気炉の効率操業による大幅な増収(36.2%増)を見込む一方、親会社株主に帰属する当期純利益は29.4%減の9億円を計画。配当はDOE(自己資本配当率)3.5%以上を基準に年間113円への増配を予定。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-12 | 2026年3月期 通期 | -65.9% | -8.0% | -13.8% | -13.1% | — |
| 2026-02-03 | 2026年3月期 第3四半期 | -79.9% | +1.4% | +6.0% | -5.5% | +12.8% |
| 2025-10-30 | 2026年3月期 第2四半期 | -84.6% | -3.8% | -5.5% | +0.4% | +1.6% |
| 2025-07-30 | 2026年3月期 第1四半期 | -87.9% | -1.9% | +3.1% | -0.8% | -4.1% |
| 2025-05-08 | 2025年3月期 通期 | -74.1% | -3.4% | -6.9% | -7.2% | -7.5% |
| 2025-02-04 | 2025年3月期 第3四半期 | -51.7% | -0.0% | -5.6% | -5.0% | -7.0% |
有価証券報告書
2025-06-20 有価証券報告書-第101期(2024/04/01-2025/03/31)