アンジェス株式会社は、遺伝子治療薬や核酸医薬などの次世代バイオ医薬品の開発に特化した創薬ベンチャーです。主力の「HGF遺伝子治療用製品」や、2024年に販売を開始した早老症治療薬「ゾキンヴィ」等の医薬品事業に加え、希少遺伝性疾患のスクリーニング検査(ACRL)を展開しています。
- 主要製品: ゾキンヴィ、HGF遺伝子治療用製品、NF-κBデコイオリゴDNA。
- 主要顧客: 株式会社エス・ディ・コラボ(売上高の34.6%)、一般社団法人希少疾患の医療と研究を推進する会(6.1%)。
- 競合環境: 先進的なゲノム編集技術を持つEmendoBio社を子会社化していますが、遺伝子治療領域は世界的に開発競争が激しく、莫大な研究開発費と高い成功確率の壁に直面しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-25 提出)収益性
営業利益率
-588.6%
≧10%が優良
ROA
-102.1%
≧5%が優良
ROE
-195.8%
≧10%が優良
ROIC
-115.1%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
35.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 売上高はゾキンヴィの販売寄与と検査事業の拡大で8.74億円(前年比35.8%増)となったが、51.23億円の親会社株主に帰属する当期純損失を計上。
- 継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められており、新株予約権によるエクイティ・ファイナンスで辛うじて資金繰りを維持している状態。
- 国内でのHGF遺伝子治療用製品の販売を終了し、経営資源を米国での製造販売承認(BLA)申請へ全振りする背水の陣の戦略をとっている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-05-08 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -15.0億円 / 予想: -102.3億円
-19.2%
売上高
実績: 2.0億円 / 予想: 13.3億円
+20.1%
3行解説
- 事業収益は前年同期比20.4%増の2.03億円と伸長した一方、米国での承認申請準備に伴う研究開発費の増大により、営業損失は14.96億円に拡大。
- 主力パイプラインであるHGF遺伝子治療用製品について、米国FDAへのBLA(生物製剤認可申請)を2026年内に段階的提出(Rolling Submission)する方針を決定。
- 継続的な営業損失とマイナスの営業キャッシュ・フローにより、前期に続き「継続企業の前提に関する重要な疑義」が注記されている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-08 | 2026年12月期 第1四半期 | -19.2% | +2.2% | — | — | — |
| 2026-02-10 | 2025年12月期 通期 | +43.5% | +6.7% | +5.8% | +0.1% | — |
| 2025-11-07 | 2025年12月期 第3四半期 | +49.7% | -0.8% | -6.4% | -23.4% | -26.8% |
| 2025-08-08 | 2025年12月期 第2四半期 | +53.0% | +8.4% | +1.5% | +29.2% | +15.3% |
| 2025-05-09 | 2025年12月期 第1四半期 | +49.3% | +0.2% | -7.6% | +4.4% | -15.0% |
| 2025-02-14 | 2024年12月期 通期 | +23.9% | -6.5% | +18.0% | +12.5% | +19.3% |
有価証券報告書
2026-03-25 有価証券報告書-第27期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-31 有価証券報告書-第26期(2024/01/01-2024/12/31)