三菱製鋼株式会社(E01233)は、特殊鋼鋼材、ばね、素形材、機器装置の4事業を柱とする素材・部品メーカーです。
- 事業内容: 自動車・建設機械向けの特殊鋼(鋼棒・平鋼)や巻ばね・スタビライザ、特殊合金粉末、鍛圧機械・環境リサイクル機器などの製造・販売。
- 主要顧客: 自動車メーカー、建設機械メーカー(日本製鉄との取引は前年度11.0%あったが、当年度は10%未満に低下)。
- 競合環境: 特殊鋼およびばね分野でグローバルな価格競争に晒されており、特にEVシフトや建設機械需要のボラティリティの影響を受けやすい環境にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-19 提出)収益性
営業利益率
4.1%
≧10%が優良
ROA
4.6%
≧5%が優良
ROE
4.8%
≧10%が優良
ROIC
4.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-6.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
36.5%
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 建機・自動車向けの販売数量減で減収(1,595億円)となったが、不採算のドイツ子会社除外や海外鋼材・精密ばねの収益改善により、営業利益は36.5%増の65億円と大幅増益を達成。
- 2023中期経営計画に基づき、ROE 5.6%(前年-2.3%)への回復と、2026年3月期の配当下限80円への引き上げなど、収益力強化と株主還元の拡充を鮮明にしている。
- 北米子会社での訴訟損失引当金(6.75億円)計上や減損の兆候、中国・台湾でのスマホ向け需要低迷など、地域・製品ごとの課題は依然として残る。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 15:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 7.9億円 / 予想: 74.0億円
-41.0%
売上高
実績: 381.1億円 / 予想: 1590.0億円
-6.1%
2Q
営業利益
実績: 21.2億円 / 予想: 44.0億円
-32.9%
売上高
実績: 799.3億円 / 予想: 1590.0億円
-0.7%
3Q
営業利益
実績: 29.4億円 / 予想: 44.0億円
-41.1%
売上高
実績: 1164.5億円 / 予想: 1590.0億円
-2.6%
通期
営業利益
実績: 47.9億円 / 予想: 未開示
-27.1%
売上高
実績: 1545.6億円 / 予想: 未開示
-3.2%
3行解説
- 室蘭特殊鋼の連結子会社における高炉トラブル・火災事故の影響により、特殊鋼鋼材事業が赤字転落し、連結営業利益は前期比27.0%減の47億8,800万円と大幅な減益となった。
- 一方で、精密部品や国内ばねが牽引したばね事業、および防護装備品等の受注が好調な機器装置事業が大幅増益となり、特殊鋼の不振をカバーする多角化の強みが見られた。
- 2027年3月期は高炉の再稼働(2026年4月)による業績回復を見込み、通期で104円への増配(前期比23円増)を計画するなど、経営陣の強気な還元姿勢が示された。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | -27.1% | — | — | — | — |
| 2026-02-05 | 2026年3月期 第3四半期 | -41.1% | -3.4% | -4.2% | -2.6% | -6.8% |
| 2025-11-06 | 2026年3月期 第2四半期 | -32.9% | -6.2% | -4.9% | -6.0% | -4.3% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | -41.0% | -3.2% | -4.0% | -0.6% | -7.1% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +36.5% | -4.9% | -8.1% | -3.5% | -3.2% |
| 2025-02-06 | 2025年3月期 第3四半期 | +79.3% | -1.9% | -0.1% | +0.9% | -7.9% |
有価証券報告書
2025-06-19 有価証券報告書-第101期(2024/04/01-2025/03/31)